心象風景に触れる。

長い長い連休が終わりましたが、
いかがお過ごしでしたでしょうか。

その連休中の5月5日、こどもの日に
合わせてご利用者様が作られた紙皿アート。
一所懸命に折った鯉のぼりに兜に菖蒲。
端午の節句を代表する3点が並んでいます。

最近は、鯉のぼりを揚げる家が
少なくなったと嘆かれるY様。
「庭に竿を立てて毎日揚げとったけどなぁ」
と、
どこか寂しそうにおっしゃられました。
Y様がまだ若かりし頃は、きっと多くの鯉が
松阪の空を泳いでいたのでしょうね。

「あんた、菖蒲とあやめとかきつばたの
違い
知っとるん?」と突然の問いかけ。
どれもきれいな紫色のそっくりな花ですが?
「花びらの付け根に黄色い筋があったら菖蒲、
網目になった模様があったらあやめでな。
白色の筋があったらかきつばたやに!」
「ここに貼ってあるんは柄ないけど今は
5月やから菖蒲やな」と丁寧なご説明。

とっても勉強になりました!
ありがとうございます。
Y様の心象風景にちょっとだけ
触れさせて頂いたような気がします。
きっと、Y様にとっての5月5日は
こどもに返る日なんですね。