春の大地は四重奏。

近くの空き地で、カラスノエンドウが、
一面に広がって紫の花を咲かせていまし
た。この可憐な花を見つめながら、牧野
博士の「この世には雑草という名の植物
はない」という言葉を思い出しました。

さて、先日ショートステイに上がると、
ずらりとチューリップが並んでいるでは
ないですか。思わず、並んだ並んだチュ
ーリップの花が♪と頭の中でリピート。

「娘が小学校んとき学校で球根もろてき
て、庭で育てとったん思い出すわ」と、
チューリップを見るたびにS様は思い出
すそうです。きっと、娘様の一生懸命な
姿が脳裏に焼き付かれたのでしょうね。

そういえば、小学校の花壇にはチューリ
ップが必ず咲いていた印象があります。
「チューリップの上に桜が咲いて、で、
空を見たら青空。ええよなぁ」とS様。

なるほど、想像するとその通りですね。
そこに菜の花があれば更にいいかも知れ
ません。さながら
『春の四重奏』です!