学びのふきのとう。

菜種梅雨が続いているせいで花冷えする
日々です。でも、そんな天気にも春を感
じます。日本人って趣き深いですよね。

さて、久し振りに珍しいものを見つけま
した。そう『ふきのとう』です。以前は
どこでも見かけることができましたが、
除草のために地面がコンクリートや石で
固められてしまってめっきり見かけなく
なってしまったように感じていました。

食材としても知られているので、ご利用
者様のK様に調理方法をお伺いすると、
「しっかり灰汁抜きしてから、やっぱり
天ぷらやな」と教えて頂いたのですが、
「これもう花が咲いとるからあかんわ」
とのことで残念でした。「ほろ苦いのが
クセになるんや!」そうなので、来年は
もう少し早い時期に探すことにします。

「ふきの根っこを煎じてな、黄色い汁を
おっぱい飲む前に赤ん坊に飲ませると、
大病せえへんのや。せやってお婆さんに
飲ませてもろうたんさ」と、先人の知恵
をK様は教えて下さいました。しかし、
どのようにしてそれらを発見したのでし
ょうか?とはいえ、先人たちの長く積み
重ねた経験と知恵の賜物なのですから、
試してみる価値は大いにあるはずです。

皆様からの学びは、本当にたくさんあり
ます。K様、またご教授お願いします!