柿との想い出。

早朝、辺りが雨後のように露でしっとり
と濡れ、漂う冷気が身を引き締めます。
もう、冬の足音が聞こえてきそうです。

さて、今月はご利用者様が大変頑張って
下さいました。11月の塗り絵第2弾。
「これ、わしが書いたやつやったかな」
とT様。良く熟した柿が、美味しそうに
描かれています。「昔はどこの家にも柿
の木が2本ずつあってなァ…」と、柿は
隔年ごとに豊作と不作を繰り返すこと、
さるかに合戦のように柿の木によじ登っ
て実を採ったこと等など、遠くを見つめ
るような眼差しで語って下さいました。

そして、子供の頃から柿はどの果物より
身近な物だったと教えて下さいました。
きっと他のご利用者様にも柿との思い出
があるのだろうと、そしてそのお話しを
聞かせて頂きたく思ってしまいました。

皆様の柿への思いを想像しながら11月
第2弾の塗り絵を拝見させて頂きます!