【自転車奔走記】第656回。

【ケアマネの自転車奔走記】連載・第656回。

クリスマス前の日曜日、皆様いかがお過ごし
でしょうか?毎年思うのですが、クリスマス
は1年の言わば最終コーナー。クリスマスを
過ぎると、あっという間に大晦日、そして新
年がやって来ますね。慌ただしさも一入です
が、それもまた師走の愉しみ。残り少なくな
った今年を楽しみながら、しっかりと過ごそ
うと思っている広森です。さて、皆様、体調
管理、そして手洗いやマスクなど日頃の感染
症対策は大丈夫でしょうか?慌ただしい時期
だからこそ日々の積み重ねは疎かにせず、基
本的な感染症対策をお願いします。
そして、ヒートショック予防など日ごろの健
康管理もお願いします。
では【自転車奔走記】はじまります!
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たきび版:介語苑・73ー96。

【語句】 
社会保障(制度)

【意味】
「国民の生活の安定が損なわれた場合」に、
国や地方公共団体などが一定水準の保障を行
う制度(セーフティネット)。

【解説】
引き続き社会保障(制度)の振り返りなりま
す。今週は「社会保障の4つの柱」について。

先週もお話した通り、社会保障は私たちの生
活を支える基盤のようなものです。その基盤
を「支える」という意味合いも含め、【4つ
の柱】という呼び方になったのかもしれませ
ん。その4つの柱である①社会保険②公的扶
助③社会福祉④保健医療・公衆衛生、それぞ
れの内容を見ていきます。まず①の「社会保
険」から。

日本の社会保険制度は、私たちが生活の中で
直面するさまざまなリスク(病気、老齢、失
業、障害など)に備え、安心して生活できる
ように設計された制度です。社会保険は「保
険方式」を基盤としており、被保険者が保険
料を支払い、必要に応じて給付を受けるとい
う仕組みになっています。日本の社会保険に
は、(1)医療保険(2)年金保険(3)介
護保険(4)雇用保険(5)労災保険の5つ
がラインナップされています。因みに(1)
から(3)を狭義の社会保険、(4)(5)
を労働保険と区分する場合もありますが、今
回は公的な保険という枠組みでこれら5つを
社会保険として扱います。

続いては、それぞれの内容を簡単に振り返り
ましょう。(1)の医療保険は、病気やケガ
をした際の医療費の負担を軽減する制度です。
内訳は①健康保険は、会社員や公務員が対象
となっている保険です。②国民健康保険(自
営業者や健康保険に加入していない人が対象)
③後期高齢者医療制度(75歳以上が対象)と
なっています。制度としては、被保険者が保
険料を保険者(自治体や保険協会、保険組合
等)に支払い、ケガや病気などになった時に、
必要な医療の費用が給付される制度です(自
己負担分を除く)。

続いては(2)の年金保険です。年金保険は、
老後や障害時、死亡後の家族の生活を支える
ための制度です。その種類には国民年金(基
礎年金)、厚生年金、障害年金、遺族年金が
あります。日本の年金制度の特徴は「2階建
て」と称されるように、国民年金を基礎とし
て、厚生年金を上乗せする形で支給されてい
ます。

というところで、今週はここまで。
次回も振り返りを続けます。
では、またお会いしましょう。
お相手は広森でした!
See You Next Week☆