【自転車奔走記】第613回。

【ケアマネの自転車奔走記】連載・第613回。

5月最初、子供の日、そしてGWも残りわず
かの日曜日です。皆様、いかがお過ごしでし
ょうか?ここ最近、晴れると「暑い」と感じ
る日が多いですね。雨の日も例年に比べて多
いような気もします。以前新聞か何かで、日
本の気候区分が亜熱帯化しているというよう
な内容の記事を読んだことがありますが、こ
こ数年の気候からすると、本当にそうかもし
れませんね。

それはさておき、時期的に初夏と言っても良
いような天気が続いています。水分補給は十
分に、体調管理
も万全にお願いします。
では【自転車奔走記】はじまります!
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たきび版:介語苑・73ー63。

【語句】
社会保障(制度)

【意味】
「国民の生活の安定が損なわれた場合」に、
国や地方公共団体などが一定水準の保障を行
う制度(セーフティネット)。

【解説】
今週からは「保健センター」についてのお話
となります。
まずはおさらいも兼ねて、保健
センターと先週までお話をしていた保健所と
の違いと、保健センターの役割についてお話
します。では、保健所との違いから。

保健所と保健センターは、どちらも「地域保
健法」という法律にもとづいて設置されてい
る公的機関ということは以前お話をしました
が、両方とも地域の保健対策を担うため、互
いに役割分担をし、連携しながら総合的に保
健衛生行政を実施しています。保健所は「行
政機関」としての色合いが強く、業務内容は
地域により異なるものの、公衆衛生を基礎と
して、基本的には直接の対人保健サービスは
おこないません。そして設置主体が都道府県
や政令指定都市、特別区等となっています。

一方保健センターは、母子保健や高齢者保健
など住民にとってより身近で利用頻度の高い
保健サービスを提供する機関です。設置主体
も市町村となっていて、より地域に密着した
健康づくりの場として機能しています。また
対人保健サービスを業務の基本としている点
も保健所との大きな違いです。このように地
域単位で、各地域の健康に関するニーズに応
えながら住民の健康を助ける身近な施設とし
て設置されているのが「保健センター」とい
う事ができますね。

続いては、保健センターの役割についてです。
保健センターは『住民に対し、健康相談、保
健指導及び健康診査その他地域保健に関し必
要な事業を行うことを目的とする施設』と地
域保健法に定義されています。具体的には母
子保健をはじめ、成人・老人保健や予防接種
などの事業を行っていますが、地域に暮らす
人々の健康ニーズに合わせたさまざまな対人
サービスを提供していくことが保健センター
の役割という事ができます。

というところで今週はここまで。
次週は、保健センターの行っている事業につ
いてお話します。
では、またお会いしましょう。
お相手は広森でした!
SEE YOU NEXT WEEK☆