基次郎の見たものは…。

先日、ご利用者様が「今日は冷えるな」
と仰いました。そんなお言葉に、あらた
めて〝冬の到来〟を実感した次第です。
季節の推移がやや不明瞭だった今年です
が、確実に四季は巡っているのですね。

さて、本日のブログはショートステイの
介護スタッフ・高瀬がお送りさせて頂き
ます。先日のこと、
先週ご利用者のO様
が教えて下さった『松阪城の
大銀杏』を
鑑賞しに早速行ってまいりました。表門
から入城して散策すると、ありました!
本丸南側の裏門に位置する鈴屋の門の脇
に、ひと際立派な銀杏が、門と石垣に覆
いかぶさりながら黄色く染めています。

しかも、かつて梶井基次郎が松阪の街並
みを見下ろしていたように。根元に潜り
込んで見上げると、さながら黄色い大き
な傘といったところでしょうか、大銀杏
に抱かれている様な安心感を抱きます

斜陽に輝く大銀杏を写真に収めた上で、
翌日O様のもとへと向かいます。「そう
そう!
これ!これや」と喜ばれるO様。
「もうちょっ
としたら黄色い絨毯ができ
そうやな…それも見たいわ」
と、遠い目
で写真を見つめて
いらっしゃいました。

近場にこのような素敵な場所があったな
んて知りませんでした。ご教授下さった
O様、本当にありがとうございました!
黄色い絨毯も、ぜひ撮影に行きますね☆