大いなる第一歩。

1995年の今日、6月2日は
野茂英雄投手がメジャーリーグに
おいて初勝利を挙げた日です。

日本人として初の大リーガーは
村上雅則さんですが、日本球界で
好成績を収めた上、海を渡ったの
は野茂投手が初めて。その意味で
この一勝は途轍もなく大きな意味
を持っています。今や当たり前と
なっている〝日本プロ野球界→
メジャー挑戦〟の図式も、全ては
この日が起点と言えるでしょう。

メジャー球界における野茂投手の
その後の大活躍は、多くの方々が
知るところです。中でも2度の
ノーヒットノーランは現在も語り
継がれる日本人投手の金字塔。

今季もたくさんの日本人選手達が
躍動するメジャーリーグ。しかし、
もし野茂投手の存在がなければ、
そんな光景も空想の世界だったかも
知れない…と感じる時があります。

トルネード投法のパイオニア。

28年前、海を渡った一人の男が
手中にした念願の一勝。その勝利は
日米野球界の架け橋として特段の
価値を持ち、輝きを放ち続けます。