紀北町紀伊長島にある長楽寺。
このお寺は、伊勢国司北畠の家臣、
長島城主加藤家の菩提寺で、400年
の歴史と由緒のあるお寺です。
本堂裏の庭園にある梅の古木は樹齢
約290年といわれ、高さ3m
枝振り6m程ですが、幹は裂けて
やせ細り、添え木に支えられながらも
見事に花を咲かせています。早咲きの
梅ですが、専門家が調べても品種が
わからず、先代の住職が寺の山号
『城腰山』にちなんで『城腰紅梅』と
名付けたと言われております。
幹を見ると痛々しいのですが、
それでも毎年このように花を咲かせる
とは本当に不思議で神秘的でさえ
感じさせられます。ご利用者の皆様に
あやかって頂こうと、あるスタッフが
『城腰紅梅』の写真を披露したところ…
「あぁ、人間ではかなわんな」とM様。
その言葉はとても奥深く感じました。
『城腰紅梅』。その神秘なるパワーに
負けないよう、私たちも自分らしく
元気に花を咲かせたいものですね!