【自転車奔走記】第655回。

【ケアマネの自転車奔走記】連載・第655回。

12月も折り返しの日曜日、皆様いかがお過ご
しでしょうか?朝晩はさすがに冬らしくなり
ましたが、日中は暖かさを感じる日がまだ多
いですね。ですが、インフルエンザなどの感
染症がかなり流行している様子です。特に年
末にかけてインフルエンザ、そして新型コロ
ナウイルス感染症の患者数が増加している傾
向が報告されています。楽しく、元気に師走
を過ごすためにも、体調管理、そして手洗い
やマスクなど日頃の感染症対策は今まで以上
に万全を期してお願いします。
そして、ヒー
トショック予防など日ごろからの健康管理も
お願い致します。
では【自転車奔走記】はじまります!
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たきび版:介語苑・73ー95。

【語句】
社会保障(制度)

【意味】
「国民の生活の安定が損なわれた場合」に、
国や地方公共団体などが一定水準の保障を行
う制度(セーフティネット)。

【解説】
あらためて今週から、日本の社会保障につい
て今までお話してきたことを中心に振り返っ
ていきます。
早速、日本の社会保障制度から
始めましょう。

日本の社会保障制度は、国民の生活を支える
ための包括的な仕組みとして構築されていて、
その機能は「社会保障3つの機能」と呼ばれ
ています。その3つは…
①【生活安定・向上機能】:人生のリスクに
対応し、国民生活の安定を実現する機能(医
療保険や老齢年金、介護保険など)
②【所得再分配機能】:社会全体で低所得者
の生活を支える機能(生活保護制度、公的年
金制度など)
③【経済安定機能】:経済変動の国民生活へ
の影響を緩和し、経済成長を支える機能(雇
用保険制度、公的年金制度など)

となり、それぞれの機能が相互に、そして他
の様々な法令も補完し合いながら社会保障の
制度を支えています。そして制度の財源は主
に保険料(社会保険加入者や企業が負担)、
税金(主に所得税、消費税)、そして自己負
担(医療費や介護サービス利用時の一部負担)
で賄われています。

続いて、日本の社会保障の制度内容を振り返
ります。日本の社会保障は通称【社会保障4
つの柱】と呼ばれる制度から構成されていま
す。①社会保険制度②社会福祉制度③公的扶
助制度④保健医療・公衆衛生制度の4つです。
これらの柱を土台として、そしてそれぞれの
柱が枝分かれしつつも補完し合いながら、社
会保障の制度を運用している構造です。①の
社会保険制度には年金や健康保険、介護保険
など、②の社会福祉制度には、母子福祉、障
がい者福祉、保育・児童福祉が、③の公的扶
助は生活保護制度、そして④保健医療・公衆
衛生には予防接種や感染症対策、公害対策な
どがその機能として柱を支えているんです。

と言うところで今週の振り返りはここまで。
次回は、4つの柱についてさらに振り返って
いきます。
では、またお会いしましょう。
お相手は広森でした!
See You Next Week☆