窓から吹き込む早朝の風が涼しくなりま
した。というより、寒くさえ感じること
もあります。やっと残暑も終わりを迎え
るのかな?と思うと、少し安心ですね。
さて、N様の居室にお伺いすると、タン
スの上に置かれた箱に、小さな折り鶴が
いくつも折られていました。大きさは約
3センチ。そこで、N様にお尋ねすると
「私が折ったん」と小さな声で。温厚で
穏やかなN様は今年で96歳。このお歳
でこんなにも手先が器用なんだと、つく
づく感心させられました。さらにお聞き
すると、千羽鶴を作っているそうです!
若いころから何千本も作って、完成品は
すべて寄付されたきたとのお話でした。
N様の奇特なお人柄に尊敬の念しかあり
ません。千羽鶴といえば、グループで協
力して作るのが通常だと思っていたので
すが、N様はお一人で千羽、それも数え
きれないほど作られたなんて!…もはや
達人の域としか言いようがありません。
スゴイです!というスタッフに対して、
「そんなことないよ」とはにかむ96歳
のN様、無理せず頑張って下さいませ☆