箒で空を掃いたようなスジ雲が一面に。
冬の雲。幼い頃縁側に寝そべって、雲に
乗って遠くへ行きたいと空想を巡らせた
ことを思い出しました。雷様のように。
さて、とある日のショートステイのレク
ビリからです。塗り絵、音楽鑑賞、カラ
オケ、脳トレ等々は定番ですが、この日
は趣向を変えての『落語鑑賞会』です。
皆様がもちろんご存知であろう古典落語
から、立川談志「饅頭怖い」と「死神」
の2作品を楽しんで頂きました。軽快で
絶妙な立川談志の話芸に、皆様は耳を傾
けられながら爆笑の連続となりました。
鑑賞会クローズ後にはご利用者のT様が
「饅頭怖いは知っとったんやけど、死神
は初めてや」と語られます。「若い頃は
寿限無を覚えたけど今は最後まで言えへ
んわ」とポツリ。「寿限無寿限無五劫の
すりきれ…」と口ずさまれていました。
そしてスタッフへと視線を戻し、おもむ
ろに「なぁ!今度はあんたの落語聞かし
てや」と。「…いやァそれは…まだ無理
でございます」と返すスタッフでした^ ^