晩夏のペンギン。

近頃の朝の空気はもうすっかり秋です。
ただ、真夏日並みの昼間とのギャップに
はやられそう。皆様、油断は禁物です。

さて…本日は私、スタッフ・高瀬が文責
です。
以前紹介しました『猿神石』に続
いて、再び〝珍〟に出会ってきました。
黒い変成岩に白く浮かび上がる影。何か
に見えませんか?ここは、鳥羽市安楽島
町の海水浴場の磯場。地元では笑うペン
ギン、名付けて『ペンギン岩』と呼ばれ
ています。割れた変成岩の隙間に溶けた
石英が流れ込んだものと思われますが、
それは珍しい現象。ましてや、このよう
なペンギン模様になるというのは、偶然
の産物としか言いようがないですよね。

海といえばK様なので、見ていただくと
「ほんまにペンギンやん!」と。この海
水浴場には、投げ釣りで行かれたことが
あったそうで「小さい磯やから上がった
ことなかったわ」と、少し残念そうにさ
れていました。そして、何事にも探求心
を持って探検すること。それが、新発見
につながるのだと話して下さいました。
最後にK様が「ひょっとしたら第一発見
者になっとったかもしれへんなァ」と。

この『ペンギン岩』ですが、満潮時には
海中に没していますので、干潮時にしか
現れません。だから、地元でも知る人ぞ
知るものです。皆様、干潮時に合わせて
〝知る人ぞ知る人〟になってみて下さい!