高貴な魂は道を探究する。

25年前、1999年の今日は、
上方落語界の
天才・桂枝雀さん
(二代目)がこの世を去った日です。

ご利用者様の中には、大の落語
ファンの方がいらっしゃいますし、
スタッフの中にも落語愛好家は
おります。共通するのは枝雀さんの
高座は誰もが口を揃えて「凄い」
「面白い」と言うことでしょう。

基本に忠実な表現と併せ、独自の
発想と解釈で繰り広げられる
演目世界。何よりも唯一無二で
ある表現力とパフォーマンス。
まさに天才と呼ばれるに相応しい
紛れもない稀代の落語家です。

その後の漫才師やお笑い芸人に
与えた影響も多大で、ある意味で
近代芸能の中興の祖とも感じる。
それほどの強烈な才能の持ち主で
あっただろうと振り返ります。

59歳という若さで急逝された
枝雀さんですが、YouTubeや
配信サイトで、今もその高座を
楽しむことは可能です。これまで
落語に興味がなかったという方も
ぜひ一度、観賞してみて下さい。

そこには発想と創意と知性と、
そして目的を探究する高貴な心が
溢れています。どう生きるか
へのバイブル。枝雀師匠の落語は
まさにそんな存在なのです。