その残像は鮮やかに。

2013年の今日、昭和の大歌手である
島倉千代子さんがこの世を去りました。

『東京だョおっ母さん』『からたち日記』
や『人生いろいろ』など、数々のヒット
曲を発表した島倉さんですが、それ以上
に、その波瀾万丈な人生が話題となった
人物でもあります。まさに魂のシンガー
と呼ぶに相応しい存在だったでしょう。

この世を旅立つ3日前に自宅収録された
『からたちの小径』での歌唱は、歌謡界
にとどまらず、様々な層・様々な世代に
大きな衝撃と感動を与えてくれたこと
を、昨日の事のように覚えております。

ラジオや街中で、ふと『人生いろいろ』
のイントロが流れてくると、今も条件反
射的に島倉さんの生き様がオーバラップ
してしまう。そして〝歌に生きる〟とは
島倉さんの代名詞である錯覚さえ抱く。

その残像は、私たちの心の中で鮮やかに
映えている…施設のカラオケタイムで、
ご利用者の皆様が歌われる島倉さんの楽
曲が聴こえてくるたび、そう感じます。