その時、後光が…。

ここ数日、夏の陽射しが一段と増したよ
うな気がします。熱中症の危険度も
また
然りです。喉の渇きは脱水症の始ま
りの
信号。定期
的に水分と塩分をチャージし
つつ、体調管理に万全を期して下さい。

さて、先日の朝食を終えてひと段落した
頃、S様の居室にお伺いする機会があり
ました。すると、サイドテーブルに向か
ってS様は何やら物書き中です。ふっと
のぞき込むと、何と写経をされているで
はないですか。実は、写経をされる方と
初めて出会ったので、思わず感動です。

「もう10年くらはいやっとんやに!」
「うち浄土真宗でな、そのお経なんや」
と教えて頂いたので、続いて写経を始
られたきっかけをS様にお伺いすると…
「両親ももうおらへんのよ」と、ご両親
へのご供養の気持ちで始めたそうです。
「本当は見やんでも書けるんやけどな」
のようで、こんなに長いお経を暗記され
ているなんて、本当にすごいですよね。

「暇やからやっとるだけ〜」と、S様は
陽気に言われますがご謙遜はそこまで、
とてつもなく高尚な趣味でございます。
そのとき…
窓から差し込む光がまるでS様の後光の
ように、眩く輝いて見えたのは偶然だっ
たのでしょうか。…有難くS様に合掌!