想い出のビニール袋。

朝、田んぼの真横を走っていると、ふく
らみ始めた稲穂のうえを、トンボが3匹
スイスイと気持ち良さそうに飛んでいま
した。それにつられて車の窓を開放する
と、涼しい風が吹き抜ける。気持ち良い
朝は、気持ち良い一日を呼び込みます。

さて、ショートステイのフロアには8月
の作品群が出揃いました。恒例となった
『紙皿アート』なのですが、今作には
ニール袋が被せてあります。しかも
紙皿
には、元気よく泳ぐ2匹の金魚たちが!

実は…この演出には理由があるのです。
ご利用者のU様にお尋ねしてみたところ
「これ金魚すくいなん」とのご説明が。
そう!ビニール袋は屋台ですくい上げた
金魚を持ち帰る時
をイメージしたもの。

夏祭りに欠かせない屋台の金魚すくい。
「子供が小っちゃい時にせがまれてよう

したんやけど、すぐ破ってしまうんや」
「捕れやんかったら、屋台のおっちゃん
に何匹かおまけしてもうとったんやに」
「しばらく家の縁側で飼っとったなぁ」

ずっと昔に家族みんなで出かけた夏祭り
を、
懐かしそうに今回想される皆様方。
家族との想い出は鮮明に胸へ刻まれ、決
して
忘れ去られることはないのですね☆