【ケアマネの自転車奔走記】連載・第622回。
7月最初、そして七夕の日曜日。皆様、いか
がお過ごしでしょうか?ようやく、梅雨らし
い毎日が続くようになりました。ただ、今年
の梅雨は例年に比べてかなり蒸し暑い日が多
いような気がします。以前お話した、梅雨型
熱中症のリスクが高い状態ですね。室温管理
や水分補給などの熱中症対策、そして健康管
理は万全にお願いします。また、今年の5月
から始まった県や地域ごとの線状降水帯の発
生予想ですが、残念ながら毎日のように発令
されている状況です。引き続き豪雨への備え
など災害対策も併せてしっかりお願いします。
では【自転車奔走記】はじまります!
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たきび版:介語苑・73ー72。
【語句】
社会保障(制度)
【意味】
「国民の生活の安定が損なわれた場合」に、
国や地方公共団体などが一定水準の保障を行
う制度(セーフティネット)。
【解説】
今週も母子保健のお話で、④「予防接種」か
ら始めます。日本では、子どもの健康を守る
ために、定期的な予防接種(定期接種)を行
っています。これは予防接種法に基づいて、
指定された予防可能な病気(百日咳やジフテ
リアなど)の発症を防ぐためのもので、市区
町村が主導し、母子手帳を提示することで無
料または低価格で接種することができます。
続いて⑤乳幼児健診です。これは、子どもの
発育・発達を定期的にチェックするための健
診で、発育遅延や健康上の問題を早期に発見
し、適切な対応を行うことを目的としていま
す。健診は母子保健法にて義務化されている
「1歳6カ月児」と「3歳児」を対象とした定
期健診と、義務化されていない任意健診の2
種類があります。因みに、義務化されている
定期健診は全額公費、任意健診は全額自己負
担というのが基本ですが、自治体によって任
意健診の一部に公費助成を行っているところ
もあります。また、国も今まで任意健診であ
った「1か月児」及び「5歳児」に対する健
康診査の費用を助成する方向で取り組みを進
めています。
続いては⑥「母子保健センターの設置」です。
地域の母子保健サービスを総合的に提供する
ための施設で、母子健康センターという呼称
を使っている自治体もあります。これは、前
章でお話した市町村保健センターの母子保健
部門のことと考えていただければOKだと思
います。事業の内容としては、妊産婦や育児
中の母親への相談、健診、予防接種などを実
施し、保健師、栄養士、心理士などの専門職
がチームを組み、総合的な支援を提供してい
ます。
というところで今週はここまでとします。
次回もお楽しみに。
お相手は広森でした!
SEE YOU NEXT WEEK☆