命脈たる教科書。

本日は津市・本社のヘルパー
ステーションよりお届けします。

昨日の日曜は久々の雨模様。
多くのご利用者様は、それぞれ
ご自宅から窓の外を眺めつつ
「梅雨入りなんかなぁ」と仰って
みえました。今年の東海地方
梅雨入りはまだ少し先になる
ようですが、例年ならすでに
その時期。皆様がそう感じる
のも至極当然の事でしょう。

「草木の立場で考えると、雨も
大切な栄養やからな」と語った
のは市街地にお住まいのC様。
「昔はここらも畑や田んぼが
いっぱいあって、花もよ〜け
咲いとった」と続けられます。
さらには「道が舗装されて、
お店がいっぱい出来て、便利
になったけどな…散歩するなら
昔の方が良かったわ」とも。
そんなお言葉に〝住みやすい〟
とは、どんな環境を指すの
だろう?と、ハッとしました。

「今年も紫陽花を見たいわ」
括るC様。どことなく憂いに
満ちたその横顔に、忘れかけて
いた何かを思い出した昨日の
訪問。ご利用者様はいつでも
〝命脈たる教科書〟であると
再認識した雨の日曜でした。