1946年の今日、NHKラジオで
『のど自慢素人音楽会』が放送開始
されました。この番組こそが、
現在の『のど自慢』になります。
その後、カラオケの発明などで
〝歌うこと〟は私たちにとって
身近になっておりますが、今だ
『のど自慢』という番組は、特別な
場所として君臨しています。
ご利用者の皆様の中にも、この
番組が「大好き!」という方は
とても多く、「自分が歌うこと
以上に、これを観るのが好き」
と語る方も少なくありません。
〝マイクを持って歌うこと〟
〝それをじっくり聴くこと〟
現代では、当たり前となった
そんな風景の礎を築いたのも、
『のど自慢』というNHKの
コンテンツがあってのこと
なのかも知れませんね。
能登半島地震についての
あるインタビューで、避難所
で過ごす高齢女性が「落ち着い
たら早く歌いたいです」と
語っていたのがとても印象に
残っています。震災復興、
更には感染症予防意識の問題
も含め、日本中の〝歌好き〟が
日常の中、一切の引け目なく
その声を響かせられる日が
戻ることを切に願います。