季節を運ぶ赤トンボ。

夏の甲子園も終わりを告げ、
カレンダーはもうすぐ9月。
町のあちこちでトンボが飛ぶ
姿を見るようになりました。

季節がいよいよ秋へと近付いて
いることを肌で感じます。
まだまだ暑い日は続きますが、
一方で風の質や、朝夕の空気感は
確実に〝秋色〟の装いへと。

この時期は毎年、ちょっとだけ
寂しい気持ちになります。
ある意味、一年で一番過ごし
やすい季節がやってくるのに、
なぜ?…と考えてしまいます。

開放的な夏への惜別が迫っている
というシチュエーションが、
独特な
寂寥感を自然と湧き上がらせる。
それは、ずっと昔から私達が受け
継いできた伝統的な感覚なのかも
知れません。そんな気がします。

もう少しだけ夏のままであって
欲しい…そんな願いとともに、
季節は今、少しずつ秋へと。

皆様、もう2023夏の想い出は
出来ましたか?。時間は有限、
しかし人間の発想は無限です。
残り僅かな夏に、もっと足跡を
刻みたいと感じるここ最近です。