ベルトが日本にやって来た。

1952年の今日は、日本に初めて
ボクシング世界チャンピオンが
誕生した日です。現在も多くの
ボクサーに影響を与え続けるその
レジェンドの名は、白井義雄。

白井さんは世界フライ級王者である
ダド・マリノに挑み、見事に勝利。
それは、日本人として初めての
世界チャンピオンが誕生した瞬間。

71年の時を経て、今再び日本は
ボクシング黄金時代を迎えています。
来たる7月にはモンスターと呼ばれ、
全世界が注目する4団体統一王座・
井上尚弥選手が、階級を上げて再び
4階級制覇へと始動する予定です。

もし、井上選手がこの試合に勝利
すれば、一般世間の耳目はさらに
ボクシングに向けられるでしょう。
そうなれば、テレビやラジオ等で
白井義雄さんの名前を聞く機会が
またまた増えるかも知れません。
日本で初めての世界チャンピオン…
その称号を超えられる者は、この
先も、誰一人いないのですから。

終戦後、敗戦に打ちひしがれた
人々の希望の光であった白井チャン
ピオン。その勇姿は永遠です。