【自転車奔走記】第547回。

【ケアマネの自転車奔走記】連載・第547回。

1月最後の日曜日になりました。皆様、いかがお
過ごしでしょうか?
先週は全国的に寒い日が続き
ました。体調不良はありませんでしたか?冬はこ
れからが本番!体調管理やヒートショックなどの
冬場の事故には十分ご注意いただいて、楽しく冬
を乗り切りましょう。また、新型コロナウイルス
感染症、インフルエンザにつきましても引き続き
十分な警戒と対策をお忘れなく。
では【自転車奔走記】はじまります!
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たきび版:介語苑・73―3。

【語句】
社会保障(制度)

【意味】
「国民の生活の安定が損なわれた場合」に、国や
地方公共団体などが一定水準の保障を行う制度(
セーフティネット)。

【解説】
今週は日本の社会保障制度の四つの柱の最初「社
会保険」についてお話します。社会保険とは『国
民が病気、けが、出産、死亡、老齢、障害、失業
など生活の困難をもたらすいろいろな事故(保険
事故)に遭遇した場合に一定の給付を行い、その
生活の安定を図ることを目的とした強制加入の保
険制度(出典:厚生労働省HPより引用)』とされ
ています。

つまり、私たちが生活していく中で生じる様々な
事故や病気などのリスクイベントに対して、相互
扶助(社会や組織を構成する人々が、互いを助け
合うこと)の考えを基に一定の給付を行う制度な
んです。また、日本の社会保険制度の特徴として、
『国民皆保険(医療保険』や『国民皆年金(年金
保険)』などに代表される皆保険制度を挙げるこ
とができます。これは、原則として対象となるす
べての国民(年金保険20歳以上)が加入し、日
本国内であればどこでも誰でも公的な保険の給付
を受けることができるという制度です。

ただ、この制度の根幹は、国民一人一人から広く
財源(保険料)を集めることで、安定した保険財
源を確保して運用を行うというシステムなのです
が、現在の日本では、保険制度の収入と支出(保
険料と給付)のバランスが崩れ始めています。そ
の原因は、少子高齢化により保険料を納める働き
手が少なくなる一方で、高齢になるほど医療機関
や介護サービスを利用する機会が増えるため、医
療や介護にかかる給付が増えているという現状が
あるとされています。続いて、日本の社会保険に
はどのようなものがあるのか?についてお話を進
めます。現在の日本では(1)医療保険(2)年
金保険(3)介護保険(4)雇用保険(5)労災
保険の5つが社会保険制度として存在しています。

細かくお話をし出すと、それぞれで連載企画を組
まないといけなくなりますので、今回はあくまで
制度の概要について簡単にお話をしていこうと思
っています。ということで、次回は日本の5つの
社会保険制度についてお話をしていきますね。
お楽しみにお待ちください。
お相手は広森でした!
SEE YOU NEXT WEEK☆