ある選手の存在が。

1990年代に中日ドラゴンズや
阪神タイガースで活躍したプロ野球
の元選手である大豊泰昭さん。
2015年の今日は、その大豊さん
が、この世を旅立った日です。

独特の一本足から放たれる強打。
美しい放物線を描くホームランの
弾道はとても印象的で、ファンの心に
今も根強く焼き付いています。

現役引退後は名古屋市内で飲食店を
経営し、自身も積極的に店頭へと
顔を見せていたという大豊さん。
その穏やかで、おおらかな人格から
名古屋の…いや、全国の野球ファン
から引退後も愛され続けた名士。

国籍の壁を乗り越え、プロ野球の
大選手に上り詰めたその精神力は、
今でも多くの人にとっての教科書に
なり得るのではないでしょうか。

本当に強い者。大豊さんのことを
思い出す度、そんな言葉が浮かんで
くると同時に「今の自分は一体どう
だろう?」と自問自答したくなる。

真の意味で、ファンに影響を与え
続けるその存在は、今も変わらず
誰かの胸の奥に生きているのです。