【自転車奔走記】第540回。

【ケアマネの自転車奔走記】連載・第540回。

12月最初の日曜日。皆様、いかがお過ごしでしょ
うか?
いよいよ今年もあと一か月ですね。サッカ
ーW杯で日本中が盛り上がってはいますが、終わ
れば師走モードに突入となります。気忙しい時期
ですので事故などには十分ご注意下さい。新型コ
ロナウイルス感染症も患者数が増えてきています。
自粛自粛の年末を迎えないためにも、インフルエ
ンザも含めてワクチン接種や体調の管理、そして
基本的感染予防対策の徹底をお願いします!
併せて、体調管理やヒートショックなどの冬場の
事故防止についても十分な注意をお願いします。
では【自転車奔走記】はじまります!
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たきび版:介語苑・72-42。

【語句】
睡眠障害

【意味】
睡眠に関連した多種多様な病気の総称。 不眠症や
過眠症、中途覚醒や入眠障害などがある。

【解説】
今週は睡眠障害についての『まとめ3番目』です。

まとめ其の3
◎健康な睡眠は習慣が大切!

一般的に私達は日の出に伴って起き出し、昼間は
活動し夜眠るという生活を送っています。これは
おそらく昼行性である人間の往来の生態とでも言
うべき睡眠・活動のパターンなんです。ですので、
私達の体の中でもこの睡眠パターンに沿った動き
がなされていることはこのブログでもお話をして
きました。人間に備わっている概日リズムしかり、
体温や脳波が変化する人間の生体活動であったり、
睡眠、起床時のホルモン分泌しかりです。ですの
で、この睡眠パターンに沿っていれば原理的には
健康的な睡眠が送れるはずではあるんですが、私
達人間は社会的生物(社会を構成して生きるとい
う意味で)でもあります。このことは、社会が要
求する、或いは社会が必要とする生活パターンと、
生物としての人間が持つ生活パターンに差異が生
ずることがあるという事を示唆しています。もし
かすると世の中の睡眠に纏わる諸問題の大元はこ
の差異なのかもしれませんね。

ですけど、社会がどう変化していこうとも、私達
人間の生物的なものは変わる事がありません。と
すれば、健康な睡眠というのは、生物として私達
が必要とする睡眠と社会での活動のいわば折り合
いの結果とも考えることが出来ます。とすればこ
こで大切なことが、冒頭にお話した「習慣」とい
うことになります。習慣とは例えば、眠くなるに
は深部体温の低下が必要ですので寝床に入る時間
を生活のパターンに合わせて調節する、眠気を妨
げるカフェインやアルコールを避けるなど。反対
に、覚醒時に日の光を浴びることで覚醒ホルモン
の分泌が促進されるので、起床時には陽の光を浴
びる、逆に寝るときは光度を落として暗くするな
ど、健康な睡眠に役立つ色々な活動を習慣として
生活に取り入れることです。

就寝時間と起床時間を習慣化することも有用です
し、仕事や学業でどうしても習慣化された就寝時
間を過ぎてしまう時でも起床時間は守り、不足分
は昼寝などで対応することで、睡眠習慣を守るこ
とができ、結果的に健康な睡眠の維持に役立つこ
とも知られています。また、お仕事などで生活リ
ズムが不規則になってしまう方にとっては、部屋
の環境(光度や室温など)を調節することで睡眠
の習慣を維持することが可能になる場合もありま
す。前回の「まとめ2」にも通じるところはあり
ますが、『睡眠は人それぞれ』を大前提としたう
えで、自分にとって最適の睡眠パターンを習慣化
し、健康な睡眠の維持ができるよう工夫していく
ことが大切ですね。

というところで今週はここまで。
次回もまとめが続きます。
日曜日のお相手、広森でした!
SEE YOU NEXT WEEK☆