【自転車奔走記】第539回。

【ケアマネの自転車奔走記】連載・第539回。

11月最後の日曜日になりました。皆様、いかが
お過ごしでしょうか?
今週末から、いよいよ師走
を迎えます。何かと気忙しく、また忙しい時期に
もなりますので、事故などには十分ご注意下さい。
併せて、体調管理やヒートショックなどの冬場の
事故防止についても十分な注意をお願いします。
そして、新型コロナウイルス感染症、インフルエ
ンザについても、ワクチン接種や体調の管理、そ
して基本的感染予防対策の徹底も引き続きお願い
します。
では【自転車奔走記】はじまります!
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たきび版:介語苑・72-41。

【語句】
睡眠障害

【意味】
睡眠に関連した多種多様な病気の総称。 不眠症や
過眠症、中途覚醒や入眠障害などがある。

【解説】
今週も睡眠障害についてのまとめになります。
ではまとめの2番目です!

まとめ其の2
◎睡眠は人それぞれ!自分に合った睡眠を

睡眠についての記事や話を見聞きすると『平均睡眠
時間は◯◯時間』や『睡眠時間が短いと身体への負
担が…』といった内容のものが沢山あります。確か
に事実としてはその通りなのですが、これらはあく
まで一般的なお話で、みんながみんなその通りとい
う訳ではないことを心に留めておくことが非常に大
切です。この連載で睡眠の質とは?についてお話し
たことがありました。良い睡眠、質の良い睡眠とい
うものを考える際に、何時間寝たとか、寝ている時
の脳波の測定値であるとか、数値、つまり客観的な
数字やデーターで計れる部分があるのは良く知られ
ていますね。

ですが、その一方でその人にとってその睡眠が良い
睡眠であったかどうか?熟睡感があったかどうか?
寝覚めが快適であったかどうか?寝入りはスムーズ
であったかどうか?など、睡眠の内容について主観
的に評価する部分もあります。つまり、睡眠の質を
考える時は、客観的に計れるものと主観的感想を同
時に評価しなくてはいけないことになります。です
から、結果として、睡眠の質を定義化したり定量化
して述べることはなかなか難しいんですよ…という
お話でした。このことは何を示唆しているかという
と、よく知られている平均睡眠時間などの数値デー
ターはあくまで目安であり、マクロ的に考察する際
のツールとしては非常に有用ですが、これらを単純
にミクロな個人単位に適用するのには十分な注意が
必要であるという事です。よくある好ましくない事
例が、『何時間眠らないといけないから、何時まで
に寝床に入って、翌朝は何時までは寝床にいないと
いけない!』といった自分の睡眠時間を目安に合わ
せてしまう行動です。

すこし前の回でお話したとおり、眠たくもないのに
長時間寝床に入っていると逆に睡眠の質が悪くなっ
て、途中覚醒が増えたり熟睡感が乏しくなったりす
るような睡眠問題につながる恐れがあるんですね。
ですので、睡眠時間は人それぞれ!ナポレオンのよ
うに短い睡眠時間でも十分な熟睡感が得られる人も
いますし、アインシュタインのように長時間眠らな
いと調子が悪い人もいます。要は、すっきりとした
寝覚めと、十分な熟睡感が得られれば睡眠時間はそ
れでOKという事です。

私達は眠るために生活しているわけではないですよ
ね。毎日の生活の中で疲れが溜まっていれば睡眠時
間は長くなるでしょうし、逆に明日楽しいことがあ
る時は短い時間でも十分な熟睡感が得られると思い
ます。要は、自分にとって良い睡眠が得られるよう
に考え、そして行動することが肝要なのです。

ではこれにて今週はおしまいです。
次回もまとめが続きます。
日曜日のお相手、広森でした!
SEE YOU NEXT WEEK☆