白きを見れば夜ぞ更けにける。

一目散に過ぎ去った梅雨。いきなりの
猛暑、いや酷暑。そして電力逼迫…
あまりに世間が騒がしい。くれぐれも
脱水症や熱中症にはお気つけ下さい。

さて、ご利用者様との会話の中の七夕
についてご紹介させていただきます。
皆様、松阪に七夕の町があるのをご存
ですか?旧三雲村字星合、現在の松
阪市
星合町がそうです。地名から想像
できる
と思うのですが星が出合う町な
んです。
ここに鎮座する波氐神社(星
合神社)の
ご祭神が、なんと多奈波太
姫。古文書の
「伊勢紀行」や「三木貞
樹家文書」には古の
昔から七夕が祭ら
れていたと記さ
れているといいます。

また、織姫と彦星が出合うために荒れ
狂う天の川に鵲が橋を架けた
という神
話。実際、神社のすぐ近くに鵲橋
が存
在して「鵲橋之碑」が建立されてい

す。昔からこの地区を鵲地区といい、
色濃く七の夕伝説が伝わっています。

現在も8月7日に三雲地区の小学校児
を主体に七夕絵巻さながらの七夕祭
りが
開催されています。もし近くにお
越しの
際はぜひ立ち寄り下さいませ!

「鵲の渡せる橋におく霜の
白きを見れば夜ぞ更けにける」
大伴家持