1995年の今日、ナレーター・声優の
城達也さんがこの世を旅立ちました。
ご利用者様の中にはラジオが大好き!
という方が多くいらっしゃいます。
そんな方々から必ず名前が上がる
深夜番組が『ジェットストリーム』。
その初代機長こそが城達也さんです。
その渋い低音・落ち着いた語り口は、
深夜ラジオを新たなカルチャーとして
定着させた大いなる要因でしょう。
その後様々な変遷を経つつ、現在は
福山雅治さんを機長として放送が
続いている『ジェットストリーム』。
ですが、ご利用者様にとっての機長は
やはり城達也さんのまま。それほどに
インパクトのあるパーソナリティー
だったのだろうと振り返ります。
————————————–
〝遠い地平線が消えて、
深々とした夜の闇に心を休める時、
遥か雲海の上を音もなく流れ去る気流は
たゆみない 宇宙の営みを告げています。
満点の星をいただく果てしない光の海を
豊かに流れゆく風に心を開けば、
煌く星座の物語も聞こえてくる、
夜の静寂のなんと饒舌な事でしょうか。
光と影の境に消えていったはるかな
地平線も瞼に浮かんでまいります。
これからのひと時。
日本航空があなたにお送りする
音楽の定期便…ジェットストリーム。
皆様の夜間飛行のお供を致します
パイロットは、わたくし城達也です〟
————————————–
城達也さんは、きっと今も世界中の
夜空を飛行しているのだと思います。