【自転車奔走記】高齢者の事故。

【ケアマネの自転車奔走記】連載・第494回。

たきび介語苑・70。

【語句】 
高齢者の事故

【意味】
高齢者の方によく発生する事故の総称。
多くは十分な注意で防止することがで
きる。

【解説】
クリスマスも終わり、いよいよ年の瀬
を迎えました。令和3年の自転車奔走
記も今日が最後になります。今年を振
り返ってみれば、オリ・パラの興奮も
ありましたが、やはりコロナコロナで
明け暮れた一年でしたね。来年こそ穏
やかな年になるよう祈るばかりです。

さて、今月の8日、消費者庁が年末年
始に多発する高齢者の事故の注意喚起
を呼びかける文章を発出しました。昨
年と違い今年は帰省するご家族様も多
くなると予想され、例年のお正月が戻
って来た感があります。が、やはりお
正月はいわゆるハレの期間です。普段
と違う行動や活動が増えますので、そ
の分事故発生のリスクも高まります。

現に、お餅を喉に詰まらせたりする窒
息事故の2割が年末年始に集中してい
るというデーターもあります。久しぶ
りの家族そろってのお正月、楽しい時
間を過ごすためにも、以下をご注意く
ださい。
まず最初はお餅など喉に詰ま
らせて起こる窒息事故の防止ポイント
です。ポイントは、お餅を小さく食べ
やすいサイズに切ること、食べる前に
お茶や汁物で喉を潤しておくこと、最
後は無理なく食べられる量を、ゆっく
りよく噛んでから飲み込むこと、この
3つが重要なポイントです。食物によ
る窒息事故はお餅など粘り気の多い食
品、水分が少なくパサパサしている食
品で良く起こります。また板海苔など
もふとした拍子に喉に貼りついてしま
い窒息を引き起こす場合があります。

上述した基本事項をしっかり押さえて、
安全に美味しくお正月の味をご堪能下
さい。
続いては入浴中の溺水事故です。
これはお正月に限ったことではなく冬
場を通し注意が必要な事柄ですが、こ
れもポイントをお示しします。寒暖差
の解消、湯船への急な出入りをしない
こと、そして食後や飲酒後すぐの入浴
は厳に慎むこと、この3点です。寒暖
差の多い環境下での入浴はいわゆるヒ
ートショック現象を誘発しやすくなり
ます。浴室暖房や脱衣所にヒーターを
設置する等、寒暖差の解消に努めて下
さい。続いては湯船への出入りの時の
注意事項。急に湯船に浸かったり、ま
た湯船で暖まった後急に立ち上がった
りすると、血圧が極端に高下します。
そのことで脳血管障害や心筋梗塞など
の血管の病気が起こる場合があります
(ヒートショック)、ですので、お湯
に浸かる時、逆に出る時はゆっくりと
動作をするように心がけて下さい。

最後は食後や飲酒後すぐの入浴は控え
る事。食後すぐの満腹状態の胃が入浴
すると浮力で浮き上がり心臓を圧迫し
て負担をかけたり、胃に血液が集まら
ず消化不良などの原因になります。ま
た、飲酒後の入浴では、眠りこけて溺
れてしまったり、足元が危ういため浴
室内転倒などの事故が好発します。食
後はゆっくりやすんでからお風呂に入
ってください。また、お酒は入浴後に
お願いします。

最後は掃除中の事故です。年の瀬は大
掃除で普段しなれない場所の掃除をす
ることになります。これについても事
故防止のポイントは、脚立やはしごを
使った作業はしないこと、床拭きなど
滑りやすい場所での掃除の際は足元に
十分注意する事、そして、普段はあま
り使わない住宅用洗剤などを使用する
際には、取扱説明や注意表示をしっか
り確認する事、この3つです。高所作
業は言わずもがなですね。椅子などを
脚立の代わりに用いた高いところの作
業も同様です。ちょっとした不注意が
転落などの大事故に結びつきます。で
きればご家族様や専門業者にお願いし
たりするようにしてください。

続いては滑ってこける事故ですが、こ
の事故は以外に多いんですよね。床拭
きをしていてうっかり拭き残した箇所
で足を滑らせてしまう、フローリング
の床にワックスをかけたあと滑りやす
くなっているのについついいつもの調
子で動いて足が滑ってしまう…などで
す。掃除中、そして掃除後の床はいつ
も以上に慎重に移動してください。そ
して最後、化学洗剤の使用ミスによる
事故(有毒ガスの発生など)も意外に
多く発生しています。つかいなれない
洗剤ならなおさらですので、使用前に
は注意事項をしっかり確認して、適切
に使用してください。

さて、今年も残りあとわずか。皆様が
楽しいお正月をお迎えできるようお祈
り致します。そして、今年一年、弊社
を始め本ブログの応援、まことにあり
がとうございました。来年も宜しくお
願い致します。
それでは、また来週…
というか来年、お会いしましょう!

SEE YOU NEXT YEAR☆