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【自転車奔走記】介語苑・其の66。

【ケアマネの自転車奔走記】連載・第440回。

新型コロナウイルス感染症に
注意
して生活しましょう!

再びこのスレッドが立ち上がってしまいました。
非常に残念なことですが、
懸念されていた第3
波が到来し新型コ
ロナウイルスの感染が急拡大
していま
す。前回流行時とは違い、今回は基本
的に社会経済活動を守りながら、感染の拡大を
可能な限り防ぐというミッシ
ョンが私達一人一
人に課せられている
状況です。

〇お住いの地域の情報(行政が発出し
 ています)に注意して、実情に合わ
 せた対応を取ように心がけましょう。
〇3つの「密」を避けましょう。
・人ごみなど、多くの人の「密」集する
 場所を避ける。
・換気の悪い「密」閉空間を避ける。
・近距離での「密」接した会話を避ける。
〇ソーシャルディスタンス(人との距離
 を取る事)の徹底、外出の際は人と2メ
 ートルの距離を保ちましょう。
〇こまめな手洗い、会話時、咳エチケッ
 トとしてのマスクの着用、うがいの励
 行。特に手洗いとマスクは必ず行うよ
 うにしてください。

みんなで自分のすべきことを最大限に行い、自
分たちが感染しないように、誰か
に感染させて
しまわないように、これ以
上の感染再拡大を可
能な限り防ぎましょう!
では【自転車奔走記】始まります。
++++++++++++++++++

たきび版:介語苑・66。

【語句】 
ノーリフティング(ノーリフト)ケア

【意味】
「抱え上げない」介護方法の事。具体的には人
の力のみに頼った移乗や起き上がり
の介護方法
ではなく、福祉機器やボディメ
カニクスを効果
的に使用して利用者にも介
護者にも負担の少な
い介護を行う事、また
はその考え方。

【解説】
来年度の介護報酬改定の議論の中で、上述した
ノーリフティングケアに取り組む事業
所を報酬
面で評価することの検討が始まり
ました。「ノ
ーリフティング」=「人力の
みで抱え上げない」
という意味ですが、そ
の発祥は1980年代のオー
ストラリアの看護
連盟が看護師の腰痛予防策と
して打ち出し
た方針が元となっています。当時
のオース
トラリアでは看護師の身体疲労や腰痛
によ
り離職者が相次ぎ、看護師不足が深刻化し
た背景があります。その中で、まずは介護者の
身体的負担を減らす目的で「ノーリフ
ト」人力
のみによる介護を止めて福祉機
器を積極的に活
用して介護者の負担を減ら
そうという取り組み
です。その取り組みの
結果、腰痛の発症率が激
減したことにより
介護者の負担を減らすことに
ついて確実な
効果があることが実証され、さら
にこの取
り組みを続けることで、介護者だけで
なく
介護される側にもこのノーリフトが良い効
果をもたらすことが分かってきました。

力のみでの介護では、利用者さんの移乗や
き上がりの介護をする際、どうしても①
押す②
引く③持ち上げる④ねじる(旋回す
る)⑤運ぶ
という力を使うことになります。
これらの力を
過度に使う場合は、介護者の
身体にとって相当
の負担になることは当然
ですが、介護される側
にとっても、これら
の力が『加えられる』こと
によって、不自
然な姿勢や動作を力ずくで行わ
れることに
なりますので、介護者と同様に身体
的な負
担がかかりますし、力のみに頼った介護
法が関節拘縮や褥瘡の一因となってきたこ
も分かってきました。また人力のみの介
護では、
介護される側にとっては『大変な
作業をしても
らっている…』という介護者
に対する精神的な
負い目が生じますし、介
護者側も『これから大
変な介護をする…』
と身構えたり、意識的に避
けたりするよう
な精神的なマイナス要因も生み
出します。
この人力のみの介護を福祉機器、具
体的に
は移動用リフト(体をハーネスで保持し
械で釣り上げる装置)やスライディンゴボ
ド(滑りやすく丈夫な素材でできていて、
寝た
まま、座ったままボード上を滑らしス
ライドし
てベッドから車イス等への移動が
可能な装置)
などを活用することで、介護
される側にとって
も身体的に負担が少なく
動作ができ、その結果
拘縮や褥瘡の防止に
もつながっていきました。

加えて、機器という技術器機が介護者と介護さ
れる側の間
に介在することで、双方の精神的な
負担も
軽減できることが証明されていき、やが
「ノーリフト」は「ノーリフトケア」へと
化し、利用者と介護者の双方に有益な介
護方法
として定着するようになっていきま
した。ただ、
日本ではノーリフティングケ
アはあまり定着し
ておらず、人力に頼る介
護が主流となっている
現状があります。原
因は様々ですが(介護=人
と人
との触れ合いが大切=人力の介護)という
図式が定着してしまっていることが要因の一つ
と考えられています。このこと自体は
決して否
定されるべき考え方ではありませ
んが、人力の
みに頼った介護方法より効果
的な介護方法があ
るのであれば、それらを
取り入れていくのは必
要なことですし、何
より介護業界の慢性的な人
材不足と離職率
の高さを考えると、ノーリフテ
ィングケア
は一石二鳥の効果を発揮する可能性
を秘め
ています。

ノーリフティングケアに対する報酬上の評価が
決まったわけではありませ
んが、ノーリフティ
ングケアのように新し
い介護への取り組みが介
護・福祉現場のイ
ノベーションを加速させてい
くのでしょうね。
というところで今週はここまでとします。
またお会いしましょう。
SEE YOU NEXT WEEK

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