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【自転車奔走記】介語苑・延長戦。

【ケアマネの自転車奔走記】連載・第435回。

早めのインフルエンザ予防接種を!

季節性インフルエンザの流行期に差し掛かりま
した。今年は新型コロナウイルス
感染症が爆発
的に流行し、いまだに第三
波や第四波など感染
再拡大が懸念されて
いる状況です。この状況下
で、これから
の季節性インフルエンザ流行期に
向けて
インフルエンザワクチンの需要が例年に
比べて高まる可能性が指摘されています。厚生
労働省では今年は過去5年で最大量
のワクチン
を供給
できる予定をしていますが、同時によ
必要とされている方に確実にワクチン
が届くよ
うに以下の協力を国民に求めて
います。
『季節性インフルエンザワクチン接種時期
 ご協力のお願い』
 原則として…
①予防接種法に基づく定期接種対象者
 (65歳以上の方等)の方々でイン
 フルエンザワクチンの接種を希望さ
 れる方は10月1日(木)から(※)
 接種を行い、それ以外の方は、10
 月26日(月)まで接種をお待ちい
 ただくようお願いします。
(※)自治体によってはワクチンの接種
   開始時期が異なり得ますので、ご
   注意ください。

○10月26日(月)以降は…
 特に、医療従事者、65歳未満の基礎
 疾患を有する方、妊婦、乳幼児(生後
 6ヶ月以上)~小学校低学年(2年生)
 の方々で、インフルエンザワクチンの
 接種を希望される方に対して、接種が
 可能となります。

○ なお、これら以外の方々についても、
 10月26日(月)以降は接種をお待
 ちいただく必要はありません

65歳以上の方々はせっかくの機会ですので早
めの接種をお願いします。
さらに…

〇3つの「密」
・人ごみなど、多くの人の「密」集する場所
・換気の悪い「密」閉空間
・近距離での「密」接した会話
 を避けましょう。
〇ソーシャルディスタンス(人との距離を取
 る事)の徹底、外出の際は人と2メートル
 の距離を保ちましょう。
〇こまめな手洗い、会話時、咳エチケットと
 してのマスクの着用、うがいの励行。特に
 手洗いとマスクは必ず行うようにして下さい。

これらの個人単位の感染防止対策もお忘れなく。
では【自転車奔走記】始まります!

+++++++++++++++++++

たきび版:介語苑・延長戦。

【語句】
指定感染症(新型コロナウイルス)の
政令
一部改正

【意味】
感染症法に規定される指定感染症の規定の一部
を政令により変更する事。今回
の一部改正では
入院の勧告・措置について見直
しが行われた。

【解説】
今週から新たなテーマで…と考えていましたが
先週まで連載していた感染症に関わる
タイムリ
ーな話題が出ましたので、連載の
延長戦として
取り上げます。
先日、厚生労働省より新型コロ
ナウイルス
に関する政令の一部を見直すことに
ついて
発表がありました。その内容のまえにま
ずは感染症法関連のおさらい。感染症の連載で
お話したとおり、新型コロナウイルス
は感染症
法上の指定感染症に位置づけられ、
その対策は
感染症法及び政令に定めると規
定されています。
まずは指定感染症につい
て。

【指定感染症】
(定義)
既に知られている感染性の疾病(一類感染症・
二類感染症・三類感染症及び新型イン
フルエン
ザ等感染症を除く)であって、感染症法上の規
定の全部又は一部を準用しな
ければ、まん延に
より国民の生命及び健康
に重大な影響を与える
おそれがあるものと
して政令で定めるもの。

となっています。新型コロナは「政令の定めに
よって」、ここが少々ややこしいので
すが『政
令によって新型コロナを指定感
染症として定め、
その対策を政令によって
規定する』ことを感染
症法で定めていると
いう意味です。ちょっと横
道に逸れますが、
日本の法体系について少しお
話します。日
本は法治国家ですので、国を始め
とした統
治機構の行為には必ず法的な根拠が必
要と
なり、その根拠を今の日本では「法令」と
言う形で示しています。「法令」には4つの区
分というか階層があり『法律』
『政令』『省令』
『通達』となってい
ます。簡単にいうと『法律』
は国会での可
決を経て成立する国会で決定され
るもの、
『政令』は政府が閣議で決定するもの
で、
大臣全員(内閣)による政府全体として決
定するもの、『省令』は厚生労働省などの特定
の省が決めるもの、そして『通達』
は各省の所
掌する細かな事務についての定
め、となってい
ます。

新型コロナに関する法令に当てはめると、大元
にある法律
としての「感染症法」において新感
染症は
「政令で定める」、つまり内閣で決定す
と規定されていますので「新型コロナウイ
ス感染症を指定感染症として定める等の
政令」
という法令ができて、その上で様々
な対策や施
策を関係各省が発する「省令」
や「通達」に基
づいて行ってきたという構
図になりますね。

お話を元に戻します。今回の見直しには「入院
の措置・勧告の見直し」と「疑似症
状を有する
患者の報告について」の2つのポ
イントがあり
ます。現在施行されている新
型コロナを指定感
染症とする政令では、都
道府県知事は、新型コ
ロナウイルスに感染
した患者に対して重症度を
問わず
感染症法
の定めに従って所定の医療機関
等への入院
の措置や勧告を行うことが規定され
ていま
す。「重症度を問わず」というのは軽症
~重症の発症者及び無症状感染者のすべての方
という意味で、要は新型コロナの感染
が確認さ
れれば、入院の措置や勧告を受け
るという事で
す。また、患者の報告疑似症
状を有する患者さ
んについても、そのすべ
てを保健所に報告する
ことが定められてい
ました。この2つが今回見
直されることに
なります。まず入院の措置・勧
告について
は、これからは高齢者や基礎疾患を
持って
いる方などの重症化リスクのある方に限
て入院の措置や勧告を行い、軽症者や無症
の人は入院以外の対応、原則的に自宅や
療養施
設での療養となります。報告(届出)
について
は、感染症法で医師は、新型コロ
ナウイルス感
染症を診断した場合に、疑似
症患者を含め直ち
に都道府県知事等に届け
出なければならないこ
ととされていますが、
これからは医師が新型コ
ロナウイルス感染
症の疑似症の患者を診断して、
結果入院を
要しないと認められる患者さん(つ
まり軽
症患者)については都道府県知事への報
が不要となります。

以上が今回の改正点になります。なぜこのタイ
ミングで改正されたのか?については、
これか
らの本格化する季節性インフルエン
ザの流行へ
の懸念が念頭にあります。何度
がブログに書き
ましたが、医療機関や政府
、省庁がもっとも懸
念するのが季節性イン
フルエンザと新型コロナ
同時流行です。インフルエンザとコロナは全
く別の感染症ですが、症状的には似
ている部分
も多く、同時流行が起こると、
どちらか分から
ない患者さんが増える、つ
まり新型コロナの疑
似症患者が大幅に増
加するリスクがあるという
事です。もしこ
の同時流行が発生した場合、こ
の急増する
コロナの疑似症患者さんに従前通り
の対応
をしていると、医療機関がパンク→医療
壊を招く恐れが高まりますし、全て届け出
いると保健所の機能が麻痺してしまう恐
れがあ
るわけです。このことからも、今回
の改正は新
型コロナのそのものへの対策変
更と言うよりは、
インフルエンザとの同時
流行を懸念したもの…
つまり公衆衛生的な
視点からの改正という事が
できますね。
という事で今週のお話はおしまい
になりま
す。

感染症法などの周辺知識を得ておくことで、今
回のテーマへの理解も深まると思います。自戒
の意味も込めて、幾つになっても知識
を得るこ
と、調べることは大切だと感じま
す。
では、またお会いしましょう。
SEE YOU NEXT WEEK

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