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【自転車奔走記】介語苑・其の56-2。

【ケアマネの自転車奔走記】連載・第406回。

3月最後の日曜日、皆様いかがお過ごしでしょ
うか?せっかくの春も、新型ウイルスの一連の
騒動で少々物寂しいものになっ
てしまいました。
早く、楽しく活気
のある毎日が戻ってくると良
いです
よね。ただ、新型ウイルスについて安心
るのはまだ早く、これからも厳重な警戒を要
する状況が続きます。私達
が手に入れられる情
報も、以前のよ
うに玉石混交の情報が飛び交う
よう
な状態からようやく落ち着いてはきました
が、政府発表のものや、厚労
省発表、さらには
自治体発表のもの
など、情報の質は同じでも発
表ソー
スが違うと混乱してしまう場合がありま
す。現在、ほぼすべての都道府
県において新型
ウイルスに関する情
報発信を行っていますので、
まずは
お住いの都道府県から発信されるものを
優先的な情報ソースとして頂け
れば、一番有用
で分かりやすいと思
います。

外出自粛など不自由が続きますが、諸外国のよ
うな爆発的な
感染拡大を防ぐために必要な措置
して、私達一人一人ができることをしっかり
守っていきましょうね!
では【自転車奔走記】始まります。
+++++++++++++++++++

たきび版:介語苑・56ー2。

【語句】 
成年後見制度

【意味】
判断能力が不十分なため、契約などの法律行為を
行えない、あるいは適切に
判断できない人に対し、
必要な契約等
の締結や財産管理、また意思決定の
援をしたりして本人の保護を図る制度。
(平成12年施行)

【解説】
今週は成年後見の制度内容についてお話をします。
成年後見制度を総体で述
べると、この制度は判断
能力
が不十分
なため契約等の法律行為を行えない
を後見人等が代理し、必要な契約等を締結した
り財産を管理したりして本人
の保護を図るもので
す。ここでキーワ
ードとなるのが下線を引いた部
分の
「判断能力」と「代理」という単語です。成
年後見の制度はこの「判断能力」
の状態、そして
「代理」の行為内容と
その範囲に応じていくつか
に枝分かれ
するんですね。では、まず「判断能力」
から辿ってみましょう。

ここで大切なことは、その人(後見等の権利保護
要する人)が実際はどの程度の判断能力を有し
ているか?という事です。成
年後見制度ではその
人の判断能力に応
じて3つの型(類型と呼びます)
が用意されていて、
①後見類型
②保佐類型
③補助類型
と呼ばれます。①の後見類型に相当する判断能力
はどのようなものか?とい
うと「事理を弁識する
能力を欠く常
況」と規定されています。「事理の
識」とは『ある物事の実態やその考えられる結
果などについて理解でき、自
ら有効な意思表示が
できる能力(
実用日本語表現辞典より)』を指し
ています。
後見類型ではこの能力を欠く、言い換
えると日常生活の中で物事を行ったり、自分の考
えや意思を述べたりすること
が非常に困難な状態
である事を指して
います。具体的には、自己の財
産を管
理・処分できない程度に判断能力がけて
いる
状態、買い物に例えると
(日常生活に必要な
買い物は自分では
ほとんどできず、誰かに支援し
てもら
う必要がある状態)とされています。

続いて②の保佐類型は、「事理を弁識する能力が
著しく不十分な状態」と規
定されています。この
「著しく不十分」
という状態は、自己の財産を管
理・処
分するには常に援助が必要な程度とされて
います。具体的に言うと(日常
的に必要な買い物
程度は単独でできま
すが、不動産や自動車の売買、
自宅の
増改築,金銭の貸し借り等の重要な財産行
為は自分ではできず誰かの支援を
要する程度の判
断能力)となっていま
す。

そして③の補助類型は「事理を弁識する能力が
十分
な状態」となっ
ていて、日常的な買い物は自
分ででき
る、財産管理は自分でできる場合もあ
が誰かの支援を要する場合もある
という状態、具
体的には(重要な財産
行為は、自分でできるかも
しれないが、
できるかどうか危惧があるので本人
の利益のためには誰かに代わってやってもらった
方がよい)という程度の判
断能力を指します。

以上のお話で分かるように、後見制度には3つの
類型が
あって、その類型はその人の判断能力に応
じて分けられるという事になりま
す。
①後見類型(判断能力を欠いている状態)
②保佐類型(判断能力が著しく不十分な状態)
③補助類型(判断能力が不十分な状態)
そしてこの3類型を総称して【法定後見】と呼ぶ
こともあります。
「法定」つまり法の定めたと言
う意味で
すが、現行制度では上記の3類型は本人
もしくは本人以外の申立人の申立に基づいて家庭
裁判所が調査し決定する(具体
的には後見人、保
佐人、補助人を裁判所
が選任する)ということか
ら来る呼び方
ですね。また、裁判所に申し立てを
する
わけですから、その申立ての時点で後見等を
要する対象者には、判断能力を不十
分にならしめ
る何らかの障害や疾病があ
ることになり、その現
に有する状態に応
じて裁判所が類型を決定すると
いう意味
も含んでいます。

この「法定後見」とは別に、現在判断能力に問題
はない、或い
はあったとしてもごくごく軽度であ
り、
日常生活行為や財産管理、処分も自分で判断
してできる状態であるが、先々に自
分が判断能力
を欠くようになった場合に
備えて、自分の代わり
に財産管理や処分
をしてくれる人をあらかじめ決
めておく
という制度があり、【任意後見制度】と
呼ばれます。詳しくはのち後にお話しますが、支
援を要する方の状態に応じて
申立てをして裁判所
が決定をする法定後
見とは違い、自分自身の判断
で、自分に
万が一のことがあった時の支援者を決
ておくこの制度も、大きな意味で成年後見制度
の中に入っていることを覚えてお
いてください。

では、今日の整理です!
①成年後見等の制度は、大きく分けて
(1)法定後見と(2)任意後見がある。
②法定後見は家庭裁判所に申立てをして、
 その人の状態に応じて家庭裁判所が
 後見
人等を選任する。
③法定後見には、その人の判断能力に応じ
 (1)後見類型(2)保佐類型(3)補助類型
 という3つの型がある。
④任意後見制度は、その人が元気で判断能力が
 あるうちに、将来、自らの判断能力が低下し
 場合に備えて支援者(「任意後見人」
)を
 選んでおく制度。

となります。というところで今週はここまで。
次回は法定後見についてもう少し細かくお話を
ますね。では!
またお会いしましょう。
SEE YOU NEXT WEEK

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