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【自転車奔走記】介語苑・其の45。

【ケアマネの自転車奔走記】連載・第391回。

今年も残り2週間強となりました。皆様いかが
お過ごしでしょうか?クリスマスに向け、そし
て年末に向けて街がどんどん賑わしくなってい
ますね。と、楽しい年末をお過ごしくださいと
言う前に、今年はインフルエンザの流行が例年
より早くなっているようです。12月に入って
インフルエンザ注意報や警報を発令している地
域も例年に比べて多い状況です。皆様、十分な
注意をお願いします。外出時はマスク着用、そ
して手洗いとうがいの励行、そして早めの医療
機関受診など、それぞれがインフルエンザ予防
に気を付けてお過ごしください。
来週はクリスマス!
体調管理は万全にお願いしますね。
では【自転車奔走記】始まります。

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たきび版:介語苑・45。

【語句】 
権利擁護

【意味】
自分の権利を表明することが困難となった高齢
者や障害者の権利を守ったり、ニーズ(要望・
要求)の表明や決定を支援し代弁すること。

 

【解説】
今回は「権利擁護」、特に高齢者の権利擁護に
ついてお話します。権利擁護という言
葉、介護
福祉の界隈では支援展開の基本的
視点というか
必ず押さえておかなくてはい
けない非常に重要
な用語ですが、もしかす
ると医療・福祉・介護
の分野以外では耳慣
れない用語かも。「権利擁
護」、ごく簡単
に言えば『その人の権利を守る』
ことと考
えてもらえばよいと思います。私達は
憲法
や諸々の法律等によって様々な“権利”を有し、
そしてその権利を行使することを保証
されてい
ます。例えば、今日何を食べるか
?どこへ行く
か?といった自分の意思を自
分自身で決めるこ
とについての権利(自己
決定権)や、自分の稼
いだお金を自分で管
理して、使途を自分で決め
ることができる
(財産権)や、いわれのない不
当な扱いを
受けない権利(いわゆる平等権)な
どなど
があります。これらの私達がそれぞれ有
ている権利が守られなかったり、侵された
した場合、私たちは抵抗や抗議をしたり、
場合
によっては訴訟などの対抗策を講じる
ことがで
きます。

ですが、認知症等で判断力が低下してしまった
高齢者や寝たきりで
動いたり話したりすること
が困難な高齢者
にとっては先の事情が違ってき
ます。自分
がしたいこと、やりたいことがあっ
ても、
その意思を表明することが出来なければ、
自分の意に反すること、自分の利益にならない
ことを“やらされる”結果になる場合が
往々にし
てあります。他にも特殊詐欺や金
銭トラブルや
虐待などの被害に遭う事も少
なくありません。
元々私達が有してる様々
な権利はカタチがあり
ませんので時と場
合によっては容易に侵された
り、無視され
たりしてしまう脆いものかもしれ
ませんが、
権利が守られることが近代福祉国家
の成立
基盤の基礎中の基礎ですので、すべての
権はいかなる理由があろうとも守られ、保
されることが必要になります。ですので、
加齢
という生理現象や認知症という病気な
どが理由
でその人の権利が侵害されること
も決して許さ
れることではなく、もしそう
であればその人の
権利を守ることが必要に
なります。

その人の人権を守り、権利の行使を支援するこ
とが権利擁護であれば、そ
れはすなわち人間の
尊厳を守っていくとい
う近代国家成立の存否に
関わる重要な視点
・姿勢に繋がっていく事にな
るんですよね。
近代国家などの文言ができてま
したが、決
して大げさな表現ではなく、それく
らい重
要な事柄だとご理解下さいね。では具体
的にどのようにして権利擁護がなされるのか?
というと、現行様々な相談機関や権利
擁護の事
業があります。一番身近でいうと、
各地域にあ
る「地域包括支援センター」に
は高齢者虐待を
含む権利擁護の相談窓口が
設置されていますの
で、いつでも相談をす
ることができます。ここ
では相談受付や助
言、そして必要に応じて行政
などの他機関
とチームを組んで事案の解決に当
たること
ができる強力な支援機関です。他にも、
「成年後見制度」の利用や地域の社会福祉協議
会等で実施している金銭管理や介護サ
ービス利
用支援の「日常生活自立支援事業」、
もっと専
門的な相談が必要な場合は法テラ
ス(「法テラ
ス(日本司法支援センター)」
は、刑事・民事
を問わずさまざまな法的な
トラブルの解決に必
要な情報やサービスが
受けられる法務省所管の
公的な法人)が実
施している特定援助対象者法
律相談援助
(特定相談)を利用して、弁護士や
司法書
士などの専門家に相談することもできま
す。
また、特殊詐欺など犯罪には警察、悪質商
法などの相談には地方公共団体が設置している
消費生活センターや消費生活相談窓口
が対応に
あたっています。

というところで今週はここまでです。今回は高
齢者の権利擁護についてお話しました
が、権利
擁護というのは障害者や子供など
の社会的に弱
い立場にある人たちを守ると
いう事には違いあ
りませんが、実は社会に
生きる人たちそれぞれ
が、それぞれ自分ら
しく生きていくことが自由
にできる社会を
保障するという意味です。です
ので、権利
擁護に自他の区別なし!自分の権利
を守る
ことは同時に他者の権利を守ること!こ
一文に尽きると思います。
では、またお会いしましょう。
SEE YOU NEXT WEEK

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