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【自転車奔走記】介語苑・其の43。

【ケアマネの自転車奔走記】連載・第389回。

12月最初の日曜日、皆様いかがお過ごしでしょ
うか?
いよいよ2019年、平成から令和へと時代
移ったこの一年もあと一か月です。思い返す
とこの一年は本当に色々なことが
ありましたね。
と、ゆく年の名残に思いを馳せるのはもう少し
先!師走も始まっ
たばかり。何かと気忙しい毎
日が続きます
が、健康第一!風邪などひかない
よう、そ
して冬に多いヒートショックや屋外で
の転
倒事故などにも十分注意して下さい。
では【自転車奔走記】始まります!!
++++++++++++++++++++

たきび版:介語苑・43。

【語句】 
保険外サービス

【意味】 
(全般)介護保険制度での保険給付の対象と
    ならないサービスの事。
(狭義)①市町村など自治体が実施する福祉
     や生活支援サービス。
     ②主に民間が実施する介護保険に拠
     らない介護や生活支援サービス。

【解説】
今回は介護保険外サービスについて取り上げま
す。
以前取り上げた介護保険の制度改正につい
て、現
在進行形で様々な角度から議論が進めら
れていま
すが、それらの背景にあるのは(介護
保険)制度
持続性というテーマ、つまり公的給
付をいかに抑
えていくかという点が今回の制度
改正議論の主戦
場となっている観があります。
近頃聞こえてくる
ニュースを見てみても「75歳
以上の医療費負担は
原則2割へ」とか「ケアプ
ラン有料化」さらには
「要介護1・2の認定
保持者を総合事業(軽度者)
へ移行」等々の文
言が溢れています。この議論の
行きつく先がど
うなるのかもう少し見る必要があ
りますが、こ
の社会保障費抑制及び少子超高齢化
社会への流
れのなかで再び“保険外サービス”に注
目が集まっています
。今回取り上げるのは【意味】
の②番、民間が実施する介護保険に拠らないサ
ビスについてです。この保険外サービスと言
うの
は、介護保険制度の対象外となっているニ
ードに
ついて、全額自費でサービスを提供する
もので例
えば訪問介護サービスの対象外とな
っている家屋
の窓ふきや床拭き、庭木の剪定や
草むしり、大掃
除などに対応するものや買い物
や娯楽など通院以
外の外出に対応する移送・同
行サービスなど色々
なサービスがあります。こ
の介護保険外サービス
については、介護保険制
度施行当時から様々な形
でその有用性が指摘さ
れてきていましたが、主に
費用の問題、つまり
「保険に拠らない」という事
は「全額自費」と
いう事になりサービス費用がか
なり高額になる
ので、おいそれとは使えない、万
人向けとは言
えないサービスという位置づけがい
つの間にか
定着してしまった印象があります。

また、シルバー人材センター、NPOやボランテ
ィア組織、
一部民間企業等が比較的低廉な費用で
介護保険
外のサービスを提供していますが、ニー
ズに対
して絶対数が少ないことが一番の問題とな
って
います。つまり、社会的ニードはあってもな
なか普及しないという現実があるんですね。た
だ、先月開催された介護・福祉関係の催しでこ
介護保険外サービスは、「保険外シニアビジ
ネス」
という形で産業化し、定着させることで
高齢化社
会のあり方を変革していく重要な方向
性の一つで
あるという講演がありました。確か
に保険給付の
抑制が進むということは、保険に
対応するサービ
スの内容も縮小されうるという
事を指しますので、
ますます保険外のサービス
の重要性が増すという
理屈にも合致しますね。
介護保険外サービスも重
要な社会資源ですので、
保険外サービスが増える
と言うことはその分サ
ービスの選択肢が増えるこ
とになるので、より
多様で豊かな生活を送ること
ができる可能性は
増しますが、反面、保険外サー
ビスが拡大しす
ぎると家計上の問題で自費サービ
スの利用がで
きない方々にとっては、経済格差が
健康格差に
直結してしまうという社会保障の理念
の根幹に
かかわる重大な事にもなりかねません。

この保険外サービスのありかたについてのお話は、
後の社会保障制度のあり方について、今後国の
負担はますます増えたとしても、広く国民に対
て保障と権利を与える今までの“土台型保障”
を維
持していくのか、あるいは公の負担を減ら
し民間
の自由競争を活性化させることで価格の
安定やイ
ノベーションを図ることを前提とし、
結果その競
争からこぼれ落ちてしまった人たち
を救うために
機能する“セイフティーネット型
保障”に特化する
のかを問うているとも取れま
す。いずれの型を指
向するにせよ、今後の議論
の内容を私達全員が慎
重に見
極めていく必要がありますね。

と言うところで今週はここまで!
次回もお楽しみに。
SEE YOU NEXT WEEK

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