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【自転車奔走記】介語苑・其の40。

【ケアマネの自転車奔走記】連載・第383回。

10月も終盤に差し掛かってきました。皆様いか
がお過ごしでしょうか?
日増しに涼しさが肌寒
さに変わり、
秋が深くなっているのを実感して
ます。そんな中、つい最近のことですが、夜
中にあの耳慣れた嫌な飛翔
音で目が覚めました。
蚊です!電気
をつけましたが姿は見当たらず諦
めて寝ようとするとまた「プ~~ン」という音
が耳元に…の繰り返し。
おかげで翌日は寝不足
の眼を擦りな
がらの仕事になりました。昔読ん
太宰治の小説に「哀蚊」という掌編があって、
うろ覚えですが(夏を生
き延びて秋まできたが、
もはや血を吸
う元気もない不憫な蚊なので無益
な殺生はせず放っておく)といった内容(もし
かしたら作中人物の科白?)
だったような?。
ともかく、季節外れの蚊を見ると、いつも「哀
蚊」
という言葉を思い出します。ただ、先日の
ワタシは最終的に蚊取り線香
を焚きましたので、
情緒が
ありませんが…。

さてここ数日、急激に寒くなってまいりました。
風邪などひかぬよう、体調管理は十分にお願い
します
ね。また、インフルエンザの予防接種も
予約をするなど、早めの接種を
心がけて下さい。
では【自転車奔走記】始まります!

++++++++++++++++++++

たきび版:介語苑・40。

【語句】 
転倒

【意味】 
こけること。倒れること。
より専門的な定義としては、他人による外力や
意識消失、脳卒中など
により突然発症した麻痺、
てんかん発作
によることなく、不注意によって
人が
同一平面あるいはより低い平面へ倒れる事

【解説】
先日、東京消防庁が高齢者の日常生活事故によ
り救急搬送された事例について、
統計的データ
を含め、改めて注意喚起
を促したという記事が
掲載されました。
「日常生活事故」とは、毎日
の生活の中
で起こる様々な事故(交通事故を除
く)
を指しますが、高齢者の日常生活事故の
合、特徴的なのが「転倒」に関する事
故が全体
の8割(東京消防庁管内での統計)
を占めると
言う点です。介護の現場で転
倒は要介護状態に
至るリスクとして最
大限の警戒を払うべきもの
です。ですの
で今回は転倒についてお話します。

(転倒の原因)
転倒の原因には様々なものがありますが、大き
く分けると身体的なものが原因とな
る「内的要
因」、そして自宅などの生活
や活動の場所、つ
まり環境からくる「外
的要因」に分けることが
できます。

〇内的要因
転倒につながる内的要因としては、主に病気や
疾患、加齢による筋力や身体機能
の低下を挙げ
ることができますが、他に
も薬の副作用による
足元のふらつき、睡
眠リズムの乱れからくる眠
気、そして意
欲の減退なども挙げることができ
ます。

〇外的要因
生活や活動を行う場所の要因を指します。例え
ば自宅の中を例にとると、敷
居や絨毯の端など
のごく小さい段差や滑
りやすい床、階段や玄関
の框の段差、浴
室の中などを挙げることができ
ます。他
にも室内の動線上に色々なものが置い
あると、それを避けて動くことになるので転
倒のリスクが高まる場合があります。

このように、転倒の発生には内的要因と外的要
因という二つの原因群があります
が、実際はこ
の二つの要因が複合して起
こることが多いと思
います。例えば、加
齢や運動不足により足の筋
力が弱まると、
歩幅が短く小刻みに、かつ足が
十分上が
らないので摺り足に近い歩行になりま
す。
すると、住み慣れた自宅で今まで何とも
かった、意識もしなかった敷居などの
僅か数セ
ンチの段差、時には敷いてある
カーペットの端
の数ミリの段差に足を引
っかけて転倒してしま
う!ということが
本当によく起こっていますが、
まさに内
的要因と外的要因の組み合わせによる
倒事故発生のメカニズムですよね。

東京消防庁の統計によると、平成30年度にお
て住宅などの居住場所で発生した転倒
による救
急搬送事故事例のうち屋内での
転倒が全体の9
割以上を占めています。
加えて住宅等の屋内の
発生だけで、転
倒事故全体の5割以上を占める
という報
告が挙げられていますが、注目すべき
自宅内で転倒事故が発生した場所で、「居室
・寝室」が最も多く75%、次に
「玄関・勝手口」
の11%そして「廊下・
縁側」の8%と続きます。
転倒事故が一
番多いのは段差が多い出入口では
なく
「居室と寝室」という事実。どちらも普
であれば自宅内で一番よく出入りして
使う部屋
なので大きな段差のない、使い
やすい=転倒リ
スクの低い室内構造にな
っている筈ですが、そ
の場所で転倒事故
が多発しているというデータ
は、まさ
に転倒事故が内的、外的要因が複合し
原因によって引き起こされているという事を
示していますね。
という所で今週はここまで!

次回は、転倒予防策のヒントなどに
いてお話しますね。
では、またお会いしましょう。
SEE YOU NEXT WEEK

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