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【自転車奔走記】介語苑・其の28。

【ケアマネの自転車奔走記】連載・第369回。

梅雨の一休みのような、つかの間の晴れ間が覗
いた一週間でした。
皆様、いかがお過ごしでし
ょうか?
今週は再び梅雨空に戻りそうな気配
すね。
鬱陶しい時期はまだまだ続きますので引
き続き健康には十分注意して
いただくようお願
いします。
では【自転車奔走記】始まります!
+++++++++++++++++++++

たきび版:介語苑・28。

【語句】
科学的介護(科学的裏付けに基づく介護)

【意味】
平成29年6月に閣議決定された『未来投資戦略2
017』(IoTやビッグデータ、人工
知能(AI)等
の技術革新をあらゆる産業
や社会生活に取り入
れ、さまざまな社会課
題を解決する未来の社会
システムの実現に
向けた政府施策)において提
唱された、自
立支援などの効果が科学的根拠よ
って裏付
けられた介護のこと。

【解説】
医療の世界では以前から「根拠に基づく医
(EBM:Evidence Based Medicine)」
という
医療のありかたがありましたが、い
わばEBMの
介護版とでも呼ぶべき新しい介
護のありかたに
なると期待され
ているものです。現在介護(実
際の介護
現場やケアマネ等の支援介入の場)に
おい
て、科学的裏付けのない(薄い)サービス
や介入が実施されているという訳ではないんで
すが、介護というのは個人に対して生
活の場に
おいて展開されるが故に、解析す
るべきデータ
の項目が多すぎるのに加え、
パーソナル(個別
の因子)な部分を無視す
ることができない分野
です。例えば、心臓
であれば個人間で生理学的
な差異はあるに
しても、心臓の機能や構造に大
きな差はあ
りませんので、病気や治療のデータ
は集
めやすいし解析しやすいと言えます。一方
介護の現場では、例えば「食事」という項目を
取り扱った場合、食習慣や味付け、頻
度、量等
人や家庭によって違いがあり
すぎて今までは大
規模にデーターを収集し
て分析することがなか
なか困難だったんで
すね。ところが近年ビッグ
データの解
析など技術革新が進み、介護の世界
でも大
規模データベースを活用して、介護や支
介入の現場に科学的な根拠を持った方法論の
導入の必要性が叫ばれていました。

んな中、科学的介護の実現のためのベータ
ース(科学的な根拠を蓄積、解析する)
の運用
開始の準備が着々と進んでいます。
先日行われ
た検討会において、収集するデ
ータの項目等が
決定され、モデル事業を
経て2020年度から
データベースが本
格稼働する運びになります。
科学的介護と
いうと少し難しく考えてしまいが
ちですが、
要は『〇〇という病気の場合は◇◇の
護を行った方が回復率は高い』『ある状態の
要介護者には、〇〇の介護を提供すれ
ば◎◎と
いう効果が得られた』といった、
データに裏付
けられた介護の効果がサー
ビスを提供する側に
も、そして利用する側
にもわかりやすく提示で
き、介護サービス
や事業所の選定において客観
的かつ正確
性が高い大きな判断材料を得ること
ができ
るようになるという訳なんですね。

ただ、今回の科学的介護の政策は『介護の一般
・標準化を通じて生産性を向上させる』と
う別の役割も抱き合わせで担っており、
結果と
して画一的な介護の枠組みに利用者
を押し込む
形となり、“多様な生活”や“個人
の尊重”がおろそ
かになるのでは?という懸
念も示されています。
何はともあれこの
介護データベース、世界に類
を見ない取
り組みのようですので、今後の推移
を国民
全体がしっかりと見極めていく必要があ
ますね。
というところで、今週はおしまい。
次回もお楽しみに。
SEE YOU NEXT WEEK

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