ケアステーションたきびは三重県下でホームヘルパー・デイサービス・ショートステイの在宅介護事業を展開しております。
ケアステーション たきび home サイトマップ
デイサービス 訪問介護サービス ケアステーション たきび
ケアステーションたきび サービス案内 ケアステーションたきび アクセス情報 ケアステーションたきび お問合せ
たきびブログ 
 
お知らせ
トップページ > お知らせ > 【自転車奔走記】介語苑・其の10。

【自転車奔走記】介語苑・其の10。

【ケアマネの自転車奔走記】連載・第328回。

いつの間にか、秋の長雨の時期になってしまいま
した。北(大陸性)の冷たく乾
燥した高気圧と南
(太平洋)の温かく湿った高気圧が日本列島付近
で衝突、その2つがぶつかる境界線上に前線が発
生して雨を降らせている訳ですが、梅雨の時期は
太平洋高気圧が勢力を増して前線を北に押し上げ
ます。これからの時期は、梅雨時とは逆に大陸性
の高気圧が勢力を増してきて、前線を南に押し下
げていくような格好になります。そして、太平洋
高気圧が引っ込み、乾燥した大陸性の高気圧が日
本列島を覆うようになると、待ちに待った秋到来!
となる訳ですね。この長雨ももう少しの辛抱。秋
本番に向けて、体調管理には十分ご注意下さいね。
では、【自転車奔走記】、始まります!
 ++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

たきび版:介語苑・其の10

【語句】
福祉用具貸与(介護保険)

【意味】
介護保険(総合事業)の保険給付対象サービスの
一つ。車いすや介護機能付きベッドなどの福祉機
器をレンタルして、利用者の日常生活における自
立支援や介護者の負担軽減を図るためのサービス。

【解説】
今回取り上げた『福祉用具貸与』、平成12年の介
護保険制度開始当時から介護や支援が必要な方の
日常生活や在宅での介護をサポートしてきた重要
なサービスです。この福祉用具貸与事業ですが、
来月10月1日からルールが一部変更(追加)と
なりますので、その内容をお伝えします。
変更となるルールの内容は以下の3点。

1. 機能や価格帯の異なる複数の商品を利用者
    に提示することの義務化。 
2. その商品の貸与価格の全国平均額を利用者
 に説明することの義務化
3. 全ての商品に貸与価格の上限額(全国平均
 貸与価格+1標準偏差)を設定

となっています。では早速今回のルール変更につ
いて、経緯も含め解説をしますね。福祉用具貸与
は指定を受けた福祉用具貸与事業者が行う機器の
レンタルサービスですが、多くの福祉用具貸与事
業所は自ら製作するのではなく(一部生産メーカ
ーが運営に関わっている事業者もあります)事業
者が個別に福祉用具をメーカーから仕入れ、それ
らを個々の事業者が設定した貸与価格でレンタル
し、保険給付を受け取るという仕組みになってい
ます。具体的に言うと…

〇同じZ社製車いすを福祉用具貸与事業所が
 レンタル品目として価格設定する場合、
①事業所Aのレンタル価格・・・7,000円
②事業所Bのレンタル価格・・・6,500円
③事業所Cのレンタル価格・・・6,000円

と言う具合に、レンタル価格にバラつきがありま
した。これは、貸与事業者ごとに、仕入価格や搬
出入・保守点検等に要する経費に相違があるため
に生じた差で、有り体に言うと同じ品目でも値段
が安い事業所と高い事業所があるという事です。

これは保険給付の公平性(同じ商品なのに値段が
違う)の側面で考えると疑問が生じる現象ではあ
るんですが、介護保険制度のもう一つの側面、即
ち市場原理の下での自由競争によるサービスの質
の向上とサービス利用者(契約者)の判断の尊重
という理由から価格のバラツキは容認されてきた
のであると考えます。同じ製品でも、とにかく安
く借りらればOKという利用者さんもいれば多少
高めの価格設定でも、各種の相談や保守点検など
アフターフォローが充実した事業所を選びたいと
いう方もいるという意味です。

ただ、自由競争とは言え、保険料等の公費を原資
とする介護保険制度において、自由競争とはいえ
価格のばらつきを放置したままではまずいのでは
ないかと言う意見や一部の事業者が平均額に比べ
てかなり高額な価格設定をして貸与を行っていた
事例もあって、今回のルール改正に繋がったわけ
です(今回の改正の真の目的は価格統制による介
護給付費の抑制の為と非常に辛辣な見方をする意
見もありますが)。ともあれ、今回のルール改正
で、レンタル価格のばらつきを抑制するというサ
ービスの公平性の担保ができ、更にレンタル品目
の価格と機能の説明が義務化されることで、サー
ビス事業所やレンタル品目の選定する際の判断材
料が増えることになりますね。また、全国平均額
を告知することはサービス事業者間でも、不当な
値段つり上げやダンピングなど、自由競争を阻害
するような行為の抑制にもつながると考えます。

福祉用具貸与は日常生活の利便性の向上の為に非
常に重要であり、かつ適切に使用すれば費用対効
果の非常に高いサービスです。このサービスが今
回の制度改正でどのように動いて行くのか、今後
も注意して見守る必要がありますね。

では今週はこれにて終了。
またお会いしましょう。
SEE YOU NEXT WEEK

アーカイブ

月別 アーカイブ