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【自転車奔走記】介語苑・其の9。

【ケアマネの自転車奔走記】連載・第326回。

この度の台風そして地震で
被災された方々に
お見舞い申し上げます。

9月に入って立て続けの災害。映像等でみる被災
地の状況に私も大きなショ
ックを受けています。
たきびでは丁度災害対応マニュアルの見直し
検討が一段落したところでしたので、今回
の災
害は非常に身近に感じることができました。
“自然災害はいつでもどこでも起こり得るもの”
この言葉を胸に刻んで、仕事上でも、普段の
活の中でも、そして我が身だけでなく家族
や関
わりのある人達の為にも、出来得る限り
の備え
をそれぞれが考え、行っておくことが
我々に求
められていると思います。
+++++++++++++++++++
たきび版:介語苑 その9

【語句】
保証人・身元保証人

【意味】
入院や介護施設への入所に際して、入所・入院費
用等の心配がある方のために支払を一時的に立て
替えたり、緊急時の連絡先になったりしてくれる
第三者の事。

【解説】
入院や介護施設などへ入所するとき、或いは稀で
すが介護事業者とのサービス契約を締結する際、
契約者本人の署名以外に「保証人」の署名押印を
求められる時が多々あります。法的な根拠のある
ものなのか、或いは慣例なのかどうかは分かりま
せんが、この保証人を立てなければいけないとい
う要件については、(個人的にですが)以前から
し疑問を抱き続けてきました。ところが、先月
8月
30日に厚生労働省よりこの「身元保証」に関
連す
る一連の事柄について一定の見解が示される
通知
がなされましたので、今回の介語苑にて(身
元)
保証についてお知らせしようと思います。

先ずは(身元)保証人の意味についてです。わざ
わざ(身元)としたのには理由がありまして「保
証人」と「身元保証人」は持つ意味が違うと
いう
事なんです。まず「保証人」というのは民法
で定
められているとおり、債務者(借金をした人)が

済できない場合、「保証人」となり代わりに返

をする義務を負う人ということになります。
(民法446条1項)。他方「身元保証人」というの
は本来的に言うと、会社等との雇用関係締結時に、
入社内定者などの被保証人が会社に損害をかけた
場合、代わりに責任を負う人の事を身元保証人と
呼びます(身元保証ニ関スル法律)。つまり、借
金などの債務支払いについての保証が「保証人」
であり、就職等に際して、その人物について保証
するのが「身元保証人」という事ができますね。
(以上はあくまで法律上の条文に則ったお話しで、
現実での運用状況については幅があることはご理
解くださいね。)

〇「保証人」・・・借金などの債務の保証
〇「身元保証人」・・・就職時などの人物の保証

さて、今回の厚労省の通知で示されたのは、介護
施設や病院等への入所・入院に際しての(身元)
保証の考え方についてです。現在の状況を説明し
ますと、特養や老健等の介護保険施設への入所に
際して、必ず入所に関する契約書を取り交わすこ
とが定められていますが、その契約書には殆どと
言っていいくらい契約者本人(利用者本人)以外
にその家族又は保証人或いは身元保証人の記載欄
が設けられています。また契約書にその欄が無く
ても、別紙等で保証人、或いは身元保証人を明ら
かにすることが求められることも多く、平成29年
に厚労省が実施した介護施設を対象とした調査に
よると、契約時に本人以外の署名等を求めている
施設等は全体の95.9%に上るとされていて、ほ
ぼ全ての施設で入所時に保証人や身元保証人を求
められている現状が見えてきます。

また、同調査では介護施設側が求めている機能や
役割は、本人
の責任範囲を超えた場合における入
所・入居費用
の滞納リスクの回避、本人の能力が
衰えた場合に
おける身上保護および財産管理に大
別されるとも
されています。現実にワタシが担当した
ケースでも、
入所時に(身元)保証人を求められ
ることが非常
に多く、そしてその役割も、債務リ
スクの回避を
始め、急病などの緊急時の連絡先や
対応、死亡時
や退所時の身柄引き取り、場合によ
っては外部の
医療機関への通院の対応等、幅広い
内容となって
いる場合が殆どです。また一部では
(身元)保
証人が不在の場合は、入所・入居契約
が未成立、
つまり入所・入居ができないというケ
ースもあり
ました。ところが、今回の厚労省通知
では「(略)
介護保険施設に関する法令上は身元
保証人等を求
める規定はなく、各施設の基準省令
においても、
正当な理由なくサービスの提供を拒
否することは
できないこととされており、入院・
入所希望者に
身元保証人等がいないことは、サー
ビス提供を拒
否する正当な理由には該当しない。」
と記載され
ていて、介護施設等における(身元)
保証人の取
り扱いについて一定の(というかかな
り踏み込ん
だ)解釈を示しました。この解釈通り
に考えると、
(身元)保証人(以下「身元保証人
等」と呼びま
す)がいなくても施設への入所は原
則的に可能と
いう事になり、今まで身寄りがない
ための保証人
不在が原因で施設等への入所に困難
を感じていた
方々にとっては、非常に画期的な出
来事になりま
すね。

ただ一方、施設側としては、サービス利用料の滞
納や未払いの防止やリスク軽減への対応は
施設経
営上かならず講じておかなければならない
部分で
すし、入院等で施設を退所するときに必要
となる
事務手続きを滞りなく行うためには、本人
以外に
事務取扱が可能な人物を把握しておくこと
も重要。
また、お亡くなりになった場合のご
遺体の引き取
りに関しても同様で、本人以外にそ
れらの事務を
担うことができる人物の存否は重要
な意味を持っ
ていることも事実です。この身元保
証等について
の利用者と施設側との利害の不一致
をどう解消し
ていくか?第一のヒントは、今まで
あいまいに使
われてきた「保証人」或いは「身元
保証人」につ
いて、その役割や責任の範囲を契約
時に明確にし
ておくことだと思います。このこと
で、契約者
(利用者と施設)、そして身元保証人
等との三者
の関係が明確化され、身元保証人等の
立て方やそ
の役割の内容について、具体的且つ建
設的な話し
合いが可能になり、たとえ双方の利害
の不一致の
溝が埋まらなくとも、双方納得という
契約上の最
重要事項はクリアすることができやす
くなります。

そして第2のヒントと言うか対応策が、前述の厚
労省通知で述べられている「高齢者
サポートサー
ビス」と呼ばれる事業です。
と言うところで、今週はここまで。
次週の介語苑は「高齢者サポートサービス」に
いてお話ししますね。
では、SEE YOU NEXTWEEK

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