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【自転車奔走記】介語苑・其の8。

【ケアマネの自転車奔走記】連載・第325回。

9月最初の日曜日、皆様いかがお過ごしでしょう
か?
しかし、暑い、暑い8月でしたねぇ。9月に
なれば涼しくなるのかな?と思っ
ていましたが、
幾分は気温は下がるもの
のまだまだ暑い日は続き
そうです。おま
けに今年は台風発生が多く、9月
も油断でき
ない状況です。皆様、熱中症や台風・
大雨などの災害には引き続き十分ご注意下さい
では、自転車奔走記始まります!
+++++++++++++++++++++++++ 
たきび版:介語苑・その8

【語句】
認知症高齢者徘徊感知機器(貸与)

【意味】
認知症の高齢者が屋外へ出ようと
した際、それを
感知して家族などに通報
する機器・システムの事。
介護保険の
レンタル対応の機器もある。

【解説】
超高齢・少子社会の到来を間近に控えて、高齢者
介護にまつわる解決すべき課題は沢
山ありますが、
増え続ける認知症患者様
への対応も急務となって
います。ご存じの
とおり、認知症患者さんの特徴
として、記
憶の障害、そして見当識(場所や時間、
の感覚が分からなくなる)の障害を挙げること
ができます。これらの障害が生じると、
目的のな
い外出(いわゆる徘徊)や散歩や
買い物に出かけ
たまま迷子になってしまっ
たりという事故が発生
しやすくなります。
例えば、2007年に愛知県で起
こった認知症
高齢者の列車事故は徘徊中に起こっ
た事故
でした(妻と長男の監督義務と損害賠償義
務について法廷で争われ、平成28年3月に最高裁
で義務なしと判断された事件です)。

また平成29年度の全国の行方不明者数のうち認知
症患者は15,863人、また所
在が確認された
方は15,166人となっ
ていて、認知症等の原
因による行方不明者
は年々増加しているとの報告
がなされてい
ます(平成30年6月14日警察庁発表
資料よ
り)。徘徊や迷子等を防止するために様々
な取り組みや地域モデルが提唱されてきましたが、
主にソフト面からの支援や対応策
です。

今回取り上げた『認知症高齢者徘徊感知機器』は
それらとは違いハード面での
認知症支援と言いう
ことができまね。この
感知機器は、認知症高齢者
が移動(主に屋
外に出た場合)にその動きを感知
して家族
等に音などで知らせるシステムです。
色々
なタイプがあって、赤外線センサーを通路
出入り口などに設置しておき、その前を
人が通行
することで作動する『人感センサ
ータイプ』、重
量センサーを玄関やベッド
脇にあるマットの下に
設置しておき、人の
動き(重さ)を感知したら作
動する『マッ
トレスタイプ』、GPSやビーコンな
どの小
型の発信機をいつも履いている靴に縫い付
けたり、お守りに入れたりして認知症の高齢者に
身に付けさせ、電波を受信して居場
所を感知する
『発信機タイプ』などがあり
ます。これらのうち、
「人感センサータイ
プ」と「マットレスタイプ」
は介護保険の
福祉用具貸与の対応品目となってい
て、保
険給付でのレンタルが可能な場合※1があり
ます。「発信機タイプ」については現時点では厚
生労働省の告示上は介護保険給付の
対象品目とは
なっていません(一部の保険
者では、発信機器の
機能によっては福祉用
具貸与の対応品目となって
いる場合があり
ます)が、介護保険制度とは別に
各自治体
の高齢者福祉施策として、GPSなどの位
情報発信機器端末の貸与事業を行っています。

さらに、今年の8月20日に全国知事会が「認知症
施策の抜本強化に向けた提言」を発表
し、その中
で認知症高齢者に対する小型GPS
端末での位置検
索システムの貸与を介護保
険の保険給付対象とす
るよう国に提言を行
っていますので、これからの
動向が注目さ
れています。認知症患者の数は年々
増加傾向にあること
から、徘徊や迷子などの事故
事案も年々増
加していく事が懸念されています。
家族や
地域社会などのソフト面、今回取り上げた
「認知症高齢者徘徊感知機器」などのハード面、
そしてIoT等の先端技術、これらを組
み合わせて、
認知症患者さんにとっても、
そしてご家族さんや
地域社会の人にとって
も“住みやすい・暮らしや
すい”社会を作って
いく事が今後ますます重要に
なりますね。

では、今回はこれにておしまい!
またお会いしましょう。
SEE YOU NEXT WEEK

※1
介護保険での貸与については、要介護度などの制限
があります。必ず事前にケアマネジャーや福祉用具
貸与事業所にご相談して下さいね。

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