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【自転車奔走記】介護苑・特別編。

今日から劇的に暑くなるとのことで、
一日早く土曜日に登場のヒロモリです!

【ケアマネの自転車奔走記】連載・第318回。

たきび版『介語苑』特別編集!

【語句】熱中症。

【意味】外気温の上昇等が原因で、体温調節が
うまく機能せず体内に熱がこもって様々な身体
的問題を起こす症状。

【解説】
非常に暑い日が続いています。毎年夏になると
「熱中症に注意!」と、医療機関、メディア、
保健所等の行政機関を始め、不肖本ブログでも
注意喚起をしています。今回あえて特別編集と
して取り上げたのは、もう一度熱中症のメカニ
ズムや対応方法をおさらいして、元気に今年の
夏も乗り切りましょう!というエールです

では、早速熱中症についてお話します!
熱中症とは、体温を平熱に保つために汗をかき、
体内の水分や塩分(ナトリウムなど)の減少や
血液の流れが滞るなどして、体温が異常に上昇
して重要な臓器が高温にさらされたり、身体の
バランスを崩したりすることにより発症する症
状の総称です。

(熱中症の発生メカニズム)
人間は運動や作業をすると身体の中で熱が発生
します。ただ、人間の身体には体温調節機能が
備わっているので、体温が上がり過ぎると自律
神経の働きによって末梢の血管が拡張し、皮膚
に多くの血液が流れ込むことで熱を身体の外に
放出します。同時に、体温が上がったら汗をか
き、その汗が蒸発するときに身体の表面から熱
を奪うことで、上がった体温を下げる働きをし
ます。ところが、あまりに暑い環境に長時間い
ると、本来機能すべき体温調節機能が乱れてし
まい、体外への熱の放出ができなくなり、体内
に熱がこもって体温が上昇します。また、急激
に大量の汗をかくと、体内の水分と塩分が失わ
れ、身体の水分や体液のバランスが崩れてしま
います。それが筋肉や血流、神経などからだの
さまざまな部分に影響をおよぼすと、けいれん
やめまい、失神、頭痛、吐き気といった熱中症
の症状があらわれます。

(熱中症の原因)
熱中症が起こりやすい要素として、次の3つを挙
げることができます。
(1)環境的要因。
   強い日差しや風が弱い、気温や湿度が高
   い日、そして高温多湿になる場所、浴室
   やトイレなど空気の循環が悪く熱が籠り
   やすい環境、台所など熱源が近くにある
   等の場所(環境)では、気温の上昇によ
   り体表から外気への熱放散(熱を外に逃
   がす機能)が減少し、汗の蒸発も不十分
   となります。結果として体温の上昇が起
   きやすく熱中症が発生しやすくなります。
(2)身体的要因。
  ・高齢者や乳幼児、運動習慣が無い人や
   肥満の人
  ・身体に障害のある人
  ・持病(糖尿病、心臓病等)で体温調節
   機能が落ちている人
  ・低栄養状態にある人     
  ・下痢、インフルエンザ等の病気で脱水
   症状、脱水傾向にある人
  ・二日酔い、寝不足等の体調不良のある人
  など、発汗を含め体温調節機能が低下してい
  る人を上げることができます。特に高齢者や
  乳幼児は、体温調節機能の衰えや未熟さによ
  って体内に熱がこもりやすい(体温が上がり
  やすい)上、暑さを自覚しにくいこともある
  ため、一般的に熱中症のリスクが高いと言わ
  れています。
(3)行動的要因。
  炎天下や気温が上がりやすい屋内で激しい運
  動をしたりすると熱中症になりやすいのは良
  く知られていますが、他にも普段から運動不
  足の人が慣れない運動したり、運動ではなく
  ても、炎天下の庭仕事など長時間の屋外作業
  などをしていると熱中症の発症リスクがかな
  り高くなります。

(熱中症の症状)
熱中症は、軽い症状から命にかかわる重症なもの
まで、段階的にいくつかの症状がみられます。

Ⅰ度(症状的には軽度)
〇めまい・失神
「立ちくらみ」という状態で、脳への血流が瞬間的
 に不充分になることが原因です。“熱失神”と呼ぶ
 こともあります。
〇筋肉痛・筋肉の硬直
 筋肉の「こむら返り」のことで、その部分の痛み
 を伴います。発汗に伴う塩分(ナトリウムなど)
 の欠乏により生じます。これを“熱けいれん”と呼ぶ
 こともあります。
〇大量の発汗

 Ⅱ度(症状的には中度)
〇頭痛・気分の不快・吐き気・嘔吐・倦怠感・虚脱
 感体がぐったりする、力が入らないなどの症状が
 あり、従来から“熱疲労”や“熱疲弊”と言われていた
 状態を示します。

Ⅲ度(症状的には重度)
〇意識障害・けいれん・手足の運動障害呼びかけや
 刺激への反応がおかしい、からだにガクガクとひ
 きつけがある、まっすぐ走れない、まっすぐ歩け
 ないなどの症状を示します。
〇高体温
 身体に触ると熱いという感触です。従来から“熱射
 病”や“重度の日射病”と言われていたものがこれに
 相当します。

以上が熱中症の分類になりますが、あくまでも目安で
あることは忘れないでくださいね。熱中症になっても、
軽症のうちは体温が高くならないこともあります。
最初は軽症でも、放置するとあっという間に重症化す
ることもあるため、油断は禁物!です。何かおかしい
と感じることがあったらまずは体温を測るようにして
ください。普段(平熱)より1度以上高い場合は熱中
症に要注意。運動や作業をしていればすぐに中止して、
暑い場所いたならば涼しいところに移動して、横にな
るなどして体を休め、水分を補給し、熱が下がるまで
様子をみるようにして下さい。

 (熱中症の対応)
医療機関への速やかな受診や搬送が必要な状態と、セ
ルフケア(自己対応)で対処できる場合があります。

〇Ⅰ度
すぐに涼しい場所に移して身体を冷やし、水分、塩分
を与える
〇Ⅱ度 
自力で水分・塩分をとれない場合は、すぐに病院に搬
送する
〇Ⅲ度
すぐに病院に搬送する

上述が一般的な熱中症の重症度別の対応方法ですが、
あくまで目安!です。実際の所、このように文面通り
にはいかないのが現実ですし、症状や対応の判別は素
人には難しいというか手を出さないほうが無難でもあ
ります。ですので、かかりつけ医療機関がある場合は
症状を相談するのも手ですし、自治体ごとに24時間体
制で医療や健康の相談に応じてくれる電話相談サービ
ス(津市では『津市救急・健康相談ダイヤル24』とい
う機構です)がありますので、判断に迷ったり不安な
時は相談するのも有効ですね。

応急的にするべきこととしては①涼しい場所(クーラ
ーなど空調が効いている場所や屋外であれば日陰で風
通しの良い場所)へ移動②体の冷却(衣服を緩める、
脱ぐ、うちわ等で風を送る、濡れタオルや保冷剤、氷
嚢などを身体に当てて冷却)③自力で摂取できるので
あれば水分、塩分(できればOS1のような経口補水液)
の補給を挙げることができます。

(その他)
以上、熱中症についてお話しをしてきましたが、要は
体温の異常な上昇を避けることが基本になります。
ですので、、、暑い場所に長時間居続けない!屋外は
もちろんですが、屋内だからと言って油断は禁物。
閉めきった家屋内や、冷房をかけない部屋は要注意。
また、近頃は用心の為に夜間も窓を閉めるお宅が非常
に多いと思いますが、その際も適切に冷房等で室温管
理をしないと熱中症のリスクが思いのほか高くなります。

こまめな水分補給脱水症状のサインとして、のどの渇き、
汗や尿の量が減る、尿の色が濃くなるなどの症状があり
ますが、軽い脱水状態ではのどが渇かないことが良くあ
ります。特に高齢者は脱水症状が進んでいても、のどの
渇きを感じにくいことがあります。ですので、飲みたい
と思わなくても、外出や運動、入浴、睡眠などの前には
必ず水分をとり、後にもとることを心がけて下さいね。
ただ、水ばっかり飲んでいると、血中の塩分(ナトリウ
ム)が不足することがありますので塩分も一緒に取るこ
とが推奨されています。目安としては、コップ1杯
(200ml)の水に、ひとつまみ(0.2g)の塩を入れた塩
水(塩分濃度0.1~0.2)かナトリウム40~80mg/100ml
のスポーツドリンクなど(100ml中にナトリウム。塩分
が40~80mgが入っているもの)がよいとされています。

加えてですが、心臓疾患や透析等で水分摂取に制限や注
意が必要な方は、必ず担当の医師に相談するようにして
くださいませ。
以上、特別編集『熱中症について』でした。
毎年のように、熱中症のニュースが流れてきます。
ですが、熱中症に対する知識と日頃からのセルフケアが
あれば、発症は十分予防できるものでもあります。
これからが暑さ本番です。皆様、日頃の体調管理そして
熱中症予防に十分注意して、楽しく毎日を送りましょう!
では、またお会いしましょう。
SEE YOU NEXT WEEK
 

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