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【自転車奔走記】依存症とは#79。

【ケアマネの自転車奔走記】連載・第313回。

そろそろ全国的に梅雨入りした模様です。
皆様、いかがお過ごしでしょうか?これから
約1か月半程度、ジメジメの毎日が続
きますね。
長雨の時期は、健康面、衛生
面でいつも以上の
注意や管理が必要です。
皆様、いつもに増して
食品の衛生管理、
そして水分補給や適切な温度
湿度の管理
など熱中症対策を心がけて下さいね。
では、自転車奔走記、始まります!
++++++++++++++++++++
行為依存について②
引き続き行為依存についてのお話しをします。
前回お話しした通り、行為依存とは別名を『プ
ロセス依存』とも言い、行為そのもの
に強い依
存や執着を見せる状態を指し、行為
によって得
られる成果や報酬よりも、行為を
「すること」
自体に強い興奮や安心感を覚え、
その行為を自
分では止めることができなくな
ってしまった状
態(依存)です。では、具体
的にどのようなも
のが行為依存として扱われ
ているか?について
解説していきます。
先ずは代表的なものから。

◎行為依存① ギャンブル依存(症)
行為依存で真っ先に取り上げられるのがギャン
ブル依存(症)です。※注「-(症)」と表記し
たのは、ギャンブル
依存はれっきとした依存症
であり、病気とし
て日本国内はもとより国際的
にも扱われてい
るからです。
ギャンブル依存(症)とは、病
的賭博と言われ
ることもありますが、いつい
かなる時でも、ど
んな状況でもギャンブルを
したいという非常に
強い欲求に支配されて、
自分の意思では止めら
れない状態です。ギャ
ンブルの勝ち負けよりも、
賭け事をしている
時に感じる高揚感や快感が忘
れられない為に
ギャンブル行為を繰り返します。
結果、依存
症患者のほとんど全てが借金や生活
破綻など
の深刻な経済的問題を抱え、そんな状
況下で
もギャンブルを止められないという状態です。

◎行為依存② ゲーム依存(症)
近年話題になったゲーム依存(症)ですが、
にデジタルコンテンツでのゲーム(ビデオ
ゲー
ム、インターネットゲームやスマホアプ
リゲー
ム等)に寝食を忘れてのめり込み様々
な問題が
起きている状態を指します。具体的
には…
①ゲームをすることに対する自己制御が
できず、
一度ゲームを始めると止められなか
ったり、会
社や学校に行く刻限でもゲームを
始めてしまう。
②ゲームに没頭することへの
優先順位が高まり、
他の生活上の利益や日常
の活動よりもゲームを
することが優先される。
③ゲームをすることで否定的な(マイナス)
果が生じているにもかかわらず、ゲームを
やり
続ける、または更にエスカレートする。

などです。ゲーム依存の結果、長時間のゲー
継続でエコノミー症候群を引き起こした人
や、
ゲームに没頭することでネグレクト(育
児放棄)
状態になってしまった人の症例が報
告されてい
ます。また、近年のスマホアプリ
ゲームではゲ
ーム内での課金システム(ゲ
ーム内で課金する
と様々なアイテムが手に入
る)により、のめり
込んだ結果膨大な借金を
抱えてしまうケースも
珍しくありません。因
みに(症)と記載してい
るのは、近々のう
ちにWHOの診断基準に「ゲー
ム障害」という
依存症の一つとして記載される
可能性が非常
に高いためです。

行為依存③のインターネット依存インターネッ
ト依存という言葉は最近よく耳
にすることが多
いと思います。ですが、今の
所明確な一致した
インターネット依存の定義
は行われていません。
共通するものとして
『インターネットに過度に
没入してしまうあ
まり、コンピューターや携帯
が使用できない
と何らかの情緒的苛立ちを感じ
たり、また実
生活における人間関係を煩わしく
感じたり、
通常の対人関係や日常生活の心身状
態に弊害
が生じているにも関わらず、インター
ネット
に精神的に依存してしまう状態』という
定義
がありますが、概ねインターネット依存と
は、
インターネットに没入し過ぎて、他人との
ミュニケートができなくなったり、実生活上
の活動ができなくなるなどの問題を生じる状
を指します。
上述の3つが、行為依存症を語る時
に真っ先
に取り上げられることが多い依存症で
す。
ギャンブルは太古からありますが、ゲーム
インターネットなどはまさに現代ならでは
依存症という事ができますね。その他にも
「買
い物依存」や「性依存」、そして「窃盗
癖(ク
レプトマニア)」「自傷癖」も行為
依存のカテ
ゴリーで述べられることも多い嗜
癖ですね。

さて、沢山の行為依存を見てきましたが、行
依存も元をただせば依存症ですので、自助
グル
ープへの参加や認知行動療法などの治療
によっ
て回復は十分可能です。ただ、現状一
番問題と
なっているのが、家族や社会の「理
解のなさ」
なんですね。アルコールや薬物の
ように身体症
状が出ないため、外見的にも非
常に分かり辛く、
かつ、行為依存の対象とな
る行為が個人の趣味
嗜好の延長と捉えられる
ことが非常に多い為、
行為依存症患者さんた
ちが(依存症という病気
を抱えた人)として
ではなく(人格的、性格的
に問題がある人)
として扱われてしまい、社会
や支援の手から
隔てられてしまう事例が非常に
多く存在しま
す。今国会ではIR(総合型リゾート)
法案として
「カジノ」の議論がなされています。

の中でギャンブル依存症対策についても色々
と議論が重ねられていますが、法令や政策で
対策より、ギャンブル依存症という病気へ
の社
会的な理解の早急な取り組みこそが重要
なので
は?と個人的には考えています。

++++++++++++++++++++
さて、長々と連載を続けてきました本シリーズ
『依存症とは』、
本日をもって一区切りにしよ
うと考えています。ワタシ
にとってこの連載は、
依存症というある意味奇
妙奇天烈で分かりにく
く、且つ誤解されやすい病
気をどのように皆様
にお伝えするか?を自問自答
しながらの掲載で
した。依存症の治療や研究等の医
学的アプロー
チは日進月歩ですし、自助グループも
全国規模、
そして国際規模で進化しながら活発に活
動して
いますので、この連載で依存症のついての正

な知識や見識を十分お伝えできたかどうか…

はあります。ですが、『アルコール依存症も薬
依存症も行為依存症も、根本は依存症という
病気。
病気であるからこそ、治療や回復は誰で
も可能であ
り、現に多くの人が一生をかけて依
存症という病気
と闘いながら回復の途を歩んで
いる』こと、そして
『依存症は誰でもなり得る
病気。
一日でも早く社会が依存症とフラットに
向き合う』ことの重要性はお伝え
できたかな?
とも思っています。
何はともあれ、長々とお付
き合いいただきありがと
うございました。

この連載の最後を飾るのは、以前紹介した『ニ
ーバ
ーの祈り(平安の祈り)』一節です。依存
症の自助
グループでは必ず唱えられるお祈りの
文ですが、依
存症とは関係なく、色々な示唆を
含んだ文章だと思
いますので、再掲しますね。

【平安の祈り】
神様 私にお与え下さい。
自分に変えられないものを受け入れる落ち着きを。
変えられるものは、変えてゆく勇気を。
そして、ニつのものを見分ける賢さを。

では、これにておしまい!
来週は新シリーズ『介護用語解説シリーズ』で
お会いしましょう。
みなさま体調管理には十分ご留意下さいませ!
SEE YOU NEXT WEEK 

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