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【自転車奔走記】依存症とは#72。

【ケアマネの自転車奔走記】連載・第305回。

4月も今日から後半戦、皆様いかがお過ごしで
しょうか?
年度替わりの忙しさもようやく一段
落し、
一息入れている方も多いと思います。で
もでも、そうこうしているうちにGWがやって
きますので、またバタバタと…。
毎年のことで
はありますが、5月の連休
が終わるまではある
意味気忙しい毎日が
続きますね。また、そんな
時期に限って
体調を崩しがちになります。
皆様、健康
管理、体調管理は万全にしておきま
しょ
うね。さぁ【自転車奔走記】始まります!
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(アルコール依存症のまとめ)
⑤の「アルコール依存症に潜む嗜癖問題4」
今週も引き続きアダルトチルドレン(以下ACと
します)についてのお話しです。
前回はACとい
う概念について、その起源
や依存症の文脈の中で
持つ意味についてお
話ししました。アルコール依
存症を始めと
した嗜癖を持つ親など、家族という
本来は
子供の健全な成育に必要不可欠な役割を果
たすはずの場が、機能していない、或いは壊れて
しまっている家族(『機能不全家族』)
の中で育
った子供たちは、特有の性格的傾
向を有し、成人
しても様々な生き辛さや嗜
癖への親和的傾向が見
られるようになりま
す。いわゆる嗜癖の世代間連
鎖として、自
らも依存症に陥ったり、或いは共依
存者と
して、子供の頃にあれほど嫌な思いをして
さんざんな目にあい、忌避すべきはずの依存症の
パートナーを選び、親と同じような
苦しみや悲し
みを繰り返し、そして自分の
子供たちにも自分と
同じような思いをさせ
てしまいます。そのような
傾向を持つAC
ですが、では一体どのようなプロ
セスとい
うか体験をして、どんな性格的傾向を持
た子供になっていくのかをお話ししますね。

本来子供にとって『家族』という場は、親の無条
件の愛情と庇護で子供を守ってくれ
ている場所で
あり、その安心の安全の中で子供たちは少しずつ
自我を育んでいきます。例えば、親の絶対的庇護
があるからこそ、単独では生きる術を持たない子
供たちは「自分はここ(家族という場)に居るか
ら安全で安心して生きることができる」という生
存的安心を感じ、そして親の絶対的な愛情を受け
ることで、自分がその家族という場の中にいる事
に対し、「自分はここ(家族)にいても良い。自
分だからこそここにいることができる」という最
初の自己肯定感を獲得します。そして、家族とい
う最小の社会から友達や学校、職場など少しずつ
範囲が広がり、その場面場面でさらに自我を発達
させて大人へとなっていきます。では、アルコー
ル依存症や機能不全家族の元で育つ子供たちはど
うなのか?一般的な傾向として、機能不全家族で
育つ子供たちの多くが、所謂「いい子」として家
族の中で存在しています。例えば、アルコール依
存症で飲んで暴れている親とその横で振り回され
オロオロしている親がいる家族で、自分は親の助
けにならないといけない、自分は親に心配をかけ
てはいけない、と必死に頑張っている子供です。
つまり、子供は子供なりに、自分が最初に属した
「家族」という自分を守り育ててくれる場が壊れ
てしまわないように、自分が安心して居ることが
できる場を守ろうと考え、自分で何とかこの問題
を解決しようと思うんですね。

ですが、子供がいくら頑張っても事態が変わるは
ずがなく、トラブルや諍いは毎日続きます。です
が、子供は何とかしようともっと頑張るようにな
ります。親が機嫌を損ねて諍いが起こらないよう
に常に親の顔色を伺いながら過ごしたり、親の期
待や要望に答えようと本来自分が望まない事でも
積極的に買って出たりするなどです。このように
通常の家庭では、親の愛情と庇護の下で甘えたり
我儘を言いながら少しずつ自己や自我を育て育ん
でいく年代にもかかわらず、機能不全家族の中で
育つ子供たちは、自我を育てる前に自分を抑圧し
て我慢することを学び、実践することで幼少時代
を送ってしまうことになります。その結果、機能
不全家族で育った子供たちの多くが、自分が望む
ようにではなく、周囲の状況に反応して行動した
り、人の顔色を伺い忖度しながら行動する自分を
作り上げてしまいます。つまり、何事にも自分主
体ではなく他人や周囲を主体に考えるようになり、
そのことで自分の存在価値を見出すように、つま
り共依存的な考え方(嗜癖)を知らず知らずのう
ちに心の中で育て上げてしまいます。そしてその
結果、ある子どもは成人しても共依存者として吸
い寄せられるように依存や嗜癖を持つパートナー
を選ぶようになり、またある子どもは抑圧された
自己承認欲求からくる不当に低い自己肯定感の為
に、自らも依存に陥ったりするようになります。

そして、このAC達の過程で育った子供は、その
多くが親と同じようにACとなりさらにその子供
たちが…と永遠に連鎖が続くことになるんですね。
では、そのAC達はいったいどのような具体的性
格傾向を持つのか?については次回お話しします。
では、またお会いしましょう。
SEE YOU NEXT WEEK

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