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【自転車奔走記】依存症とは#66。

【ケアマネの自転車奔走記】連載・第296回。

日本列島は近年滅多にない寒さと大雪の毎日で
すね。
皆様いかがお過ごしでしょうか?先週起
こった北陸の豪雪被害、TVで見ていて
も降雪
の凄まじさがよく分かりました。
所謂雪国でも
あの状態ですので、雪が滅
多に降らない三重県
でもし同じような降
雪が続くと…と、考えると
少々ぞっと
しますね。まだまだこのような気候
状態
は続く様子ですので、もしもの時に備え
しっかりシミュレーションをしておく
必要があ
りそうです。加えて、インフル
エンザが引き続
き猛威を振るっています。
それに加えて、胃腸
風邪のお話しもチラ
ホラ混じるようにまでなっ
てきました。
皆さん、外出先でのマスク着用と
帰宅
時のうがい&手洗いでしっかり予防をし
しょうね!
では自転車奔走記、始まります!
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(アルコール依存症のまとめ)
④「アルコール依存症の治療の過程」-4今週は
自助グループについてお話しします。
前回お話し
したようにアルコール依存症の
治療は断酒の継続
が一番の肝であり、そして一番の難敵なんですね。
難敵というのは、断酒を続けるということは最終
的には『飲むか?飲まないか?』という個人問題
に必ずなってしまうからです。アルコール依存症
は脳の変性により自分の意思とは関係なく脳自体
がアルコールを常に欲している状態であり、何十
年アルコールを断っていても、一度でも飲酒をし
たら、それが引き金となり連続飲酒状態に代表さ
れる問題飲酒を発症してしまう病気、つまり自分
の意思とは関係の薄い所にアルコール依存症の病
巣があることになります。

「飲まないでおこう」と、どんなに強い意志を持
っていたとしても、その意思を司っている脳自体
がアルコールを欲しているわけですから、意思だ
けではどうしようもない断酒の難しさがここにあ
ります。それに加え、アルコール依存症に対する
社会的理解の乏しさや印象の悪さが拍車をかけま
す。例えば、『意思さえしっかりしていれば再飲
酒はしない。再飲酒するのは意志が弱いからだ』
→(長期に渡るアルコールの摂取により脳が変性
し、常にアルコールを求めている状態が生涯続く
病気であり、意思とは関係ない)、『アルコール
依存症であったことは知っているけど、酒を断っ
てから相当期間経つ。めでたい祝いの席なので一
杯くらい飲むのは礼儀だ』→(何十年間断酒して
いても、一口飲んだら再発してしまう病気である
ことを知らない)、などが病気に対する理解の乏
しさを表す代表的な言動です。また、社会的印象
の悪さについては、問題飲酒を繰り返すことでア
ルコール依存症患者が周囲に大きな迷惑をかけて
きたことは確かなことですが、どんな人間的に立
派な聖人君子であっても長期に渡ってアルコール
を摂取し続ければ確実にアルコール依存症になる
ということ、つまり、条件が整えば万人が等しく
アルコール依存症になりうるという事実、アルコ
ール依存症は病気であるということを忘れてはい
けないはずですが、大多数の人が持つアルコール
依存症のイメージは(自堕落な呑兵衛)(酒を飲
んで暴れる困りもの)(人への迷惑より酒を優先
する身勝手な人)などなど負のイメージのオンパ
レードです。また、実際にアルコール依存症患者
に振り回されて大変な思いをした家族や友人知人
にとって、いくら病気だからと理屈で理解できて
いても、納得がいかないし許すことができない、
というもの自然な感情だと思います。

これらの事から分かるように、アルコール依存症
になると、あっという間に【社会的な孤独】、助
けてくれる人や理解してくれる人が極端に少ない
孤立無援の状況に陥ってしまいます。脳は常にア
ルコールを欲し、そのシグナルを脳内や身体に出
し続ける、町には至る所でお酒を売っていてTV
を見れば美味しそうにお酒を飲むCMが絶えず流
れる、固く断酒を誓って社会に復帰しても付き合
い酒に祝い酒と酒を勧められ、断れば無粋、不義
理と言って責められ、飲んで依存症が再発すれば
『やっぱりアル中は意志が弱い』と責められる。
どんなに自分がしでかした問題飲酒を反省してい
ても、家族や友人は離れてしまっていて、身近に
頼る人も、励ましてくれる人もいない。ちょっと
極端かもしれませんが、良いか悪いかは別として
社会に復帰して断酒を始めようとしている、続け
ていこうとするアルコール依存症患者を取り巻く
環境はこんな感じになります。

このような状況を理解すると、アルコール依存症
患者が同じ境遇や悩みを持つ仲間と出会い、仲間
たちと繋って、お互いに励まし合い、共に断酒と
いう終わりのない道を歩み続けていく場としての
自助グループの存在の意義が良く分かると思いま
すし、断酒を続けることに自助グループが非常に
有効であることも理解できると思います。
というところで今週はここまでとします。
次回は自助グループの活動や組織についてです。
ではまたお会いしましょう。
SEE YOU NEXT WEEK 

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