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【自転車奔走記】依存症とは#65。

【ケアマネの自転車奔走記】連載・第294回。

非常に寒い日が続いていますね。皆様いかがお
過ごしでしょうか?
あっという間に1月も最後
の日
曜日になってしまいました。今のところは
冬らしい冬日が続
いているので、冬好きのワタ
クシに
とっては少し嬉しいですが、風邪などの
体調不良は困りもの。
三重県でもインフルエン
ザがか
なり流行している状況です。皆様、これ
からが冬のピークです。
体調管理を万全に楽し
く冬を
楽しみましょうね。
では【自転車奔走記】、始まります!
++++++++++++++++++++
(アルコール依存症のまとめ)
④「アルコール依存症の治療の過程」-3
今週は、アルコール依存症の治療回復の過程の
最終章として、退院
後の自助グループへの参加
やフォローアップについてお話しします。先ず
は、退院後にアルコール依存症患者を待ち受け
る問題について見てみましょう。一般的にアル
コール依存症の治療は入院治療という形態で行
われることが多く、その期間は平均して約2か月
~3か月となっています。その入院期間中に、今
までお話ししてきたような様々な治療が行われ
ますが、アルコール依存症に限らないすべての
依存症の患者さんにとって、一番大変なのは退
院後。即ち、社会に戻ってからも依存対象物を使
用しないようにすることなんですね。先週も少し
触れましたが、一旦アルコール依存症になると脳
は変質してしまい、飲酒時の心地よい気持ちや高
揚感などの“快楽”感情は記憶としてだけではなく、
再使用(一旦止めていた依存対象物を再び使う)
の“引き金”因子として、生涯傷跡のように残って
しまい、一滴でもお酒を飲んでしまえば、アッと
いう間に連続飲酒状態になってしまいます。

ですのでアルコール依存症患者は『生涯断酒』を
自分自身で続けなくてはなりませんが、私たちが
暮らしている社会を見てみると、お酒はどこにで
も売っていますし、TVではCMがバンバン流れ
る、さらに日本は飲酒に“寛容”な国という国際的
な評価(悪い意味で)らしく、慶事弔事を問わず
何かあると一杯、飲みにケーションに代表される
付き合い酒で一杯、等々何かにかこつけてお酒を
飲む風習がある国柄ですので、その中で断酒を続
けるというのは相当の踏ん張りや強靭な意思が必
要となります。他にも別の要因があり、以前聞い
たのは、人間関係のストレスからアルコール依存
症になった方が回復して社会復帰を果たしました
が、断酒の為仕事先の飲み会の誘いを断り続けて
いると『協調性のない奴』等々の周りからの評価、
上司からの執拗な誘いもあり、止むを得なく飲ま
ないつもりで参加したところ、酔った上役から執
拗に飲むように勧められ、それでも断ると場は白
ける上役は怒り出すという最悪の雰囲気になって
しまったというお話。

このお話しには2つのポイントがあり、「アルコ
ール依存症」というと、どうしても白い目で見ら
れてしまうが故に自ら病気を告白できないという
依存症患者の社会的孤立の要因、そしてアルコー
ル依存症患者にとって飲酒は絶対にダメという事
など依存症に対する知識情報が殆ど浸透していな
い社会の無理解という要因です。さらに加えると、
アルコール依存症になると、家族の繋がりや社会
との繋がりが破壊されてしまうことが多く見られ
ます。つまり、退院して社会復帰しても自分の断
酒を一緒になって支えてくれるような家族や友人
知人がいなくなってしまい、社会的に孤立してし
まうようになります。これらのように、アルコー
ル依存症患者さんが社会の中で断酒を続けていく
には、この社会はあまりに“辛い”環境であるとい
う事です。ですので、入院期間中から退院後の生
活を見越して様々な支援の調整が行われ、基本的
に退院後もそれらの支援のフォローアップは続き
ます。医療機関では、医師や看護師、ケースワー
カー等が退院後の定期受診を通じて本人の状態を
継続的にモニターすることで、生活状態や精神状
態を把握して再飲酒を防止したり、仮に再飲酒し
てしまったりしても、早期に治療が開始できるよ
う努めています。そして、アルコール依存症患者
が断酒を継続していく為に一番重要かつ効果的と
言われるツール(社会資源)が、【自助グループ】
と言われる集まりです。

簡単に言うと、(同じ病気や症状を持ち、同じよ
うな体験や経験をした人、している人の集まり)
という意味で、当事者同士が相互に助け合い、励
まし合いながら、断酒など“依存物質の再使用を断
つ”ことを続けようという活動をしています。この
自助グループについては次回、詳しくお話ししますね。
では、またお会いしましょう。
SEE YOU NEXT WEEK 

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