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【自転車奔走記】依存症とは#60。

【ケアマネの自転車奔走記】連載・第288回。

噂によると今年一番の寒さになっている日本
列島。
皆様いかがお過ごしでしょうか?この
ところ本当に寒さが身に堪える
ようになりま
した。去年までは伊達
の薄着で「武士は食わ
ねど高楊枝」
の心意気だったんですが、12月
に入
って気が付けば今流行りのヒートテック
なる暖か素材の下着に始まり、
遠赤外線で足
元ポカポカの靴下、裏
起毛で防風保温に優れ
た素材の上着
にズボン、加えて軽くて暖かな
イマ
ドキのダウンジャケットを着こんで…
なにか服屋さんの宣伝みたいになってはいま
すが(苦笑)、まあそれ
くらい寒さに弱くな
ったというお話
しです

ともあれ、寒さが厳しくなると当然体調を崩
しやすくなります。
皆様、暖かくして風邪を
ひかぬよ
うご注意くださいね。
では【自転車奔走記】始まります!
++++++++++++++++++++ 

【アルコール依存症のまとめ】 
③「アルコール関連問題」とは?
 今週はアルコール関連問題についてのまとめ
 をお送りします。「アルコール関連
問題」と
 は、問題飲酒が本人のみならず
家族や社会な
 ど本人の周囲に与える様々
な問題やトラブル
 の総称です。アルコー
ルの無秩序な摂取(問
 題飲酒)本人の身
体に様々なダメージを与え
 ますが、同時
に本人を取り巻く家族や社会に
 対しても
非常に強い影響や時には多大なダメ
 ージ
を与えることが知られています。個人に
 与える影響は飲酒に伴う病気やアルコール依
 存症などの身体のトラブルの事を指
します。

これらについては②アルコール依存症のまとめ
の章で取り扱っています
ので、今回は本人では
なく家族や社会に
与える影響や問題についてお
話しします。
先ずは家族に与える影響から。ア
ルコー
ル関連問題で一番良く知られ、かつ深刻
なのが配偶者への暴力(DV)の問題です。
例えば酒を飲ませまいとする配偶者
に対し暴力
で支配しようとするケースや
酒に酔って配偶者
に暴力をふるう酒乱型
もあり、深刻なDV被害
の32%は飲酒時
に起きているという研究もある
そうです
。また、配偶者だけでなく子供への暴
を始めとする虐待も大きな問題となっていま
す。子供の場合は直接的な暴力だけ
でなく、酩
酊し豹変した親の姿を見る、
酔った親から暴言
を浴びせられるといっ
た心理的虐待、酒浸りで
まともな家事や
育児をしないネグレクト(育児
放棄)、
そして親のアルコール関連問題に伴っ
親が仕事を失ったり、飲酒による家計の困窮
などによる経済的な虐待も見られま
す。

また、飲酒でトラブルの絶えない家庭で育つ子
供はアダルトチルドレン(AC)
となって、様
々な生きにくさやトラブル
を抱えたまま生きて
いく事になります。
また問題飲酒が家族に与え
る影響は上述
のような飲酒に伴うDVや子供に
対する
虐待だけでなく、飲酒に伴う借金や仕事
上の問題、異性問題など数々のトラブルから離
婚→家庭崩壊につながることも多
く見られてい
ます。ただ、家族内、家庭
内の問題は周囲の目
から隠れて、アンビ
ジブルのまま進行し悪化し
ていくこと
が多いうえに、顕在化した問題の背
後に
問題飲酒というアルコール問題が潜んで
る場合はその事が見逃されがちにるケ
ースも多
く、非常に深刻な問題となって
います。一方、
アルコールの摂取が胎児
に与える影響も見逃せ
ない問題となって
います。妊娠・授乳中の母親
が摂取した
アルコールは、胎児・乳児の発達に
悪影
響を及ぼす可能性があることが知られて
て、特に妊娠初期の飲酒は、発育の遅
れや奇形、
中枢神経の問題からくる行動
障害などを呈する
「胎児性アルコール症
候群(FAS)」につなが
るリスクが高い
とされています。

また妊娠中のどの時期であっても母親が摂取し
たアルコールは
脳に影響を及ぼし「胎児性アル
コール・
スペクトラム障害(FASD)」を引き
こすリスクがあることも知られています。
これらの胎児に対するアルコールの影響につい
ては様々な機関から啓発や教育が
なされていま
すが、アルコール依存症患
者の母親が妊娠中だ
け断酒することはほ
ぼ不可能に近く、アルコー
ル依存症の治
療と一体的に行わないと効果が上
がらな
いのが実情です。また、近年社会の高齢
化に伴い定年後にアルコール依存症になるなど
の高齢者の問題飲酒が増加してい
ることは良く
知られていますが、問題飲
酒を繰り返す老年の
親や配偶者の介護問
題もアルコール関連問題に
含まれます。
私もケアマネとして関わった経験
があり
ますが、連続飲酒で食事を殆ど摂らず低
栄養でフラフラになっていても病院受診を拒否
したり、救急車で病院に運ばれて
もじきに無断
で帰ってきたり、病院で暴
れたりなど支援が大
変だった覚えがあり
ます。

仮にアルコール専門の医療機関に入院できたと
しても、入院中は断酒でき
るので健康を回復し
ますが高齢であるこ
とも原因でアルコール依存
症の治療(カ
ウンセリングや自助グループでの
ケア)
が上手く機能しない事も多く、退院後は
すぐに飲酒して再び問題飲酒を続けてしまうと
いったケースがよくあります。
これらのように、
アルコールが家族に及
ぼす影響は配偶者間だけ
でなく、その子
供、そして親と三世代に渡るこ
とも珍し
くないのを覚えておく必要があります。
ということろで今週はここまでとします。
次回はアルコール関連問題のうち、アルコールが
社会に与える様々な問題や影響
についてです。
次回もお楽しみにお待ちください。
SEE YOU NEXT WEEK 

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