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【自転車奔走記】依存症とは#59。

【ケアマネの自転車奔走記】連載・第286回。

11月ももう終わりですね。皆様いかがお過ごし
でしょうか?
来週はもう12月!いやはや、一年
が早す
ぎますよね(-_-;)師走に向けて気分的にソ
ワソワ忙しくな
ってくる時期ですが、こんな時
こそ一呼
吸する余裕が肝要。『慌てたプロは落
着いた素人にも負ける』とは、ワタシが好き
なあるミュージシャンの言葉ですが、ココロ
いっぱいいっぱいで二進も三進も…
という状況
でもちょっと立ち止ま
って一呼吸するだけで、
ココロに少しだ
け余裕というか隙間ができます。
その隙
間がいわゆる“アソビ”となってココロと
カラダのリンクバランスを整えたり、気持ちが
行き詰る前にう回路や遊水地を示
してくれたり
するんですね。皆様も毎日
の生活の中で『何か
おかしいな?』と感
じたら、試しに立ち止まっ
て一呼吸して
みてくださいね。思いのほか効果
はあり
ますよ
というところで【自転車奔走記】始まります!
++++++++++++++++++++
今週もアルコール依存症の症状のうち依存症
関係するものを中心にお話しします。前回
のお
話しで「酒害」、アルコールの多量、長
期間の
摂取で引き起こされる様々な病気や症
状につい
てお話ししましたが、あくまでアル
コールが原
因の病気ですので、それらの症状
があるからと
言って「その人は依存症である」
とは言えない
んですね。ある人がアルコール
依存症であると
診断されるためには、依存症
特有の症状を呈し
ている必要があります。ま
ず特徴的な症状とし
て『飲酒渇望』を挙げる
ことができます。飲酒
渇望とは(自分自身で
はコントロールできない
ほどの強い飲酒欲求
を持つこと)と定義されて
いますが、アルコ
ール依存症患者が感じる飲酒
渇望は強烈で、
例えば重要な仕事があったり、
自動車を運転
していたりなど、飲酒にふさわし
くない状況
でもお酒を飲んでしまいます。お酒
を飲むこ
とで仕事が失敗したり、飲酒運転で人
に危害
を加えたり自分が捕まってしまうという
重大
なリスクを承知していてもなんですね。

そして『ちょっと一杯』のつもりで一度お酒を
んでしまうと、今度は飲む量のコントロール
が効かなくなり前後不覚になるまで飲み続け
しまいます。当然の事ながら翌日は強烈な
二日
酔いで、仕事をすっぽかしてしまったり
酒気を
プンプンさせフラフラで仕事に行き、
その結果
仕事を失敗してしまって信用を失っ
てしまうこ
とになります。正気に返って『こ
れではだめ!』
と懲り懲り反省したとして
も、しばらくすると
また飲酒渇望が現れます。
今まで積み重ねてき
たお酒での失敗と自身の
今後を考えれば絶対に
飲んではいけない状況
であることは十分すぎる
ほど判っていても、
結局お酒を飲んでしまいま
す。この飲酒渇望
と密接に関わっているのが
『離脱症状』と呼
ばれるものです。離脱症状、
以前は「禁断症
状」とも呼ばれていましたが、
血中のアルコ
ール濃度が低下すると自律神経症
状や精神症
状などが出現するものです。アルコ
ール依存
症のステレオタイプの姿に「お酒を飲
まない
と手が震える」というものがありますが
さにそれが離脱症状と呼ばれるものです。

体的には、手の震えや異常発汗、動悸、高血
圧や体温上昇などの自律神経系の症状と睡眠
害(不眠)やうつ症状、イライラ感、不安
感な
どの精神症状があります。そして重症に
なると、
けいれん発作や一過性の幻聴幻覚、
意識障害な
どの症状が現れるようになります。
参考までに、
アルコール依存症の診断の基準
を載せておきま
す。過去一年間の間に以下の
項目のうち3つ以上
が同時に一月以上連続して
或いは繰り返し現れ
た場合はアルコール依存
症と診断されます。

(アルコール依存症の診断ガイドライン)
1 飲酒したいという強い欲望あるいは強迫感
2 飲酒の開始、終了、あるいは飲酒量に関し
  て行動をコントロールすることが困難
3 禁酒あるいは減酒したときの離脱症状
4 耐性の証拠
5 飲酒にかわる楽しみや興味を無視し、飲酒
  せざるをえない時間やその効果からの回復
  に要する時間が延長
6 明らかに有害な結果が起きているにもかか
  わらず飲酒

上述のアルコール依存症の症状に加えて、アルコ
ール依存症患者は特有の心理的傾向を持っている
とされています。代表的なものとして『否認』と
『自己中心性』がよく取り上げられます。『否認』
とは、本人が自分自身の問題を(問題として)ま
ったく認めなかったり、過小評価する状況を指し
ます。よく見られるのが「お酒はいつでも止めら
れるから自分はアルコール依存症ではない」→
(実際はお酒を止められないから何度も病院に来
ている)や「今日はたまたまたくさんお酒を飲ん
でしまっただけ。大事な時は自分でちゃんと調整
できている」→(『たまたま』と言うが昨日も一
昨日も同じことを言っている)などです。その他
にも嘘をつく、他と比較して自分の問題を小さく
みせる、揚げ足をとる、ふてくされる、理屈をつ
ける、などがよく観察されます。 もう一つの『自
己中心性』とは、物事を自分に都合のよいように
解釈し、ほかの人に配慮しないなどの心理傾向を
指します。他にも刹那主義的な思考や現実逃避的
思考もアルコール依存症患者の特徴的な心理とさ
れています。
では【②アルコール依存症の症状】をまとめます。

(1)アルコール依存症患者の症状は大別すると
   アルコールという物質が身体に影響を及ぼ
   すことによって生じる症状と依存症に纏わ
   る症状がある。

(2)アルコール原因の症状は大量飲酒がもたら
   すことが殆どで、肝臓や膵臓、脳などほぼ
   体の全体に及ぶことが多く、肝硬変や糖尿
   病など生命にかかわる病気に至ることも少
   なくない。

(3)アルコール依存症の特徴的な症状として
   「強い飲酒渇望」と「離脱症状」がある。

(4)アルコール依存症患者は、『否認』や『自
   己中心的』等心理的特性を持つことが多い。

となります。
というところで今週はここまで。
次回は③の【アルコール関連問題とは?】につい
てお送りします。
では、またお会いしましょう。
SEE YOU NEXT WEEK 

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