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【自転車奔走記】依存症とは#57。

【ケアマネの自転車奔走記】連載・第283回。

11月最初の自転車奔走記、今週は土曜枠での
登場です!
先月の前線長期停滞と季節外れの台
風2連
発で、本当なら一年で一番過ごしやすい
期が雨!雨!雨!おまけにもう一つ雨!今月
に入ってやっと秋の透き通った空を拝
めること
ができるようになったのに、空気
は晩秋から初
冬への移ろい。
年末まで残り2か月となってき
ましたが、
今年は本当にお天気には悩まされま
したね。
せめて、これからは穏やかな季節の移
ろい
を味わいたいものです。とはいってもこれ
からは風邪をひきやす
い季節です。インフルエ
ンザも出てきてい
るみたいですので、皆様体調
には十分ご注
意くださいね。予防注射は済ませ
ましたか?まだなら
早めの接種をお願いします
では、自転車奔走記始まります!
++++++++++++++++++++
先週に引き続きまして、
【アルコール依存症のまとめ】を
お送りします。
①アルコール依存症とはどんな病気か?
前回、アルコール依存症というのは単にお酒
止められなくなったり、お酒を飲まないと
離脱
症状が出るといったステレオタイプで一
括りに
することは出来ないという事をお話し
しました。
(アルコール=悪い)という公式
的な考えを先
ず捨てることから本当の理解が
始まります。
その理解の第一歩かつ一番重要
なことは、アル
コールに関する様々な問題の
根底は飲酒量であ
るという事実なん
ですね。人によって体格や年
齢によって個
人差はありますが、身体に悪影響
を与えない
アルコールの“適量(正常飲酒)”という
ものが存
在します。前回お話しした飲酒「単位」
というものです。一般に一回の飲酒量は1単位、
アルコール換算約20gが適量とされて
います。

そしてその適量を超えた飲酒を「多量飲酒※1」
と呼び、この状態が続くこと
で、様々な問題が
出現するようになってきま
す。アルコールの多
量摂取による肝機能障害
や糖尿病などの身体面
での問題、二日酔いで
仕事に支障が生じたり、
酩酊して他人に迷惑
をかけたり、酒の飲みすぎ
で家族の団らんや
外出の機会が失われたりとい
った社会・家族
の問題、毎日毎日はしご酒を繰
り返して、家
計の中で酒代の割合が突出するよ
うになる家
計・経済面での問題などです。

これらの状態を「問題飲酒」と呼び、多量飲酒
という行為
が何らかの身体・社会的問題を生じ
させてい
る状態になります。そして更にこの状
態が続
くと、脳の機能が変質して常に血中に一
定濃
度のアルコールが無いと不快な気分になっ
り、不安に感じてしまうようになります。
まり、常に酒を飲み続けるように脳が指令を
出してしまう状態です。この状態が「連続飲酒」
血中のアルコール濃度が下がらないよ
うに数時
間おきに一定量のアルコールを飲み
続ける事を
指します。この状態が更に進むと、
血中のアル
コール濃度が薄まると手が震えた
り(振戦)、
幻聴、幻覚に襲われたり、暴れ
たりするように
なり(「離脱症状」と言いま
す)、ますますア
ルコールを手放せなくなり
ます。これらの状態
を「問題飲酒」あるいは
「アルコール有害使用」
と呼びますが、この
問題飲酒があればアルコー
ル依存症かという
とそういう訳ではなく、何ら
かのアルコール
問題を抱えていても、離脱症状
や連続飲酒と
いった症状が無い人も沢山います。
ですので、アルコール依存症の診断を行う際に
はアルコ
ール関連問題や連続飲酒、離脱など複
数の状
態や症状をチェックして診断する基準が
設け
られています。ですが、連続飲酒や離脱が
くて、アルコール依存症の診断基準に引っか
からなくても、飲酒によって様々な身体への
影響や社会生活上の問題を抱えている人が
いる
ことも事実ですので、そのような人は
「プレア
ルコホリズム(前駆的状態アルコ
ール依存症)」
と呼ばれることもあります。

さて、色々書いてきましたが、今までのお話
から見えてくることはアルコール依存症と
は、
狭義の診断基準で言うと、多量飲酒が引
き起こ
す様々な問題飲酒状態のうち、離脱症
状や連続
飲酒などの症状を呈する重篤な状態
の一つの類
型であり、広義では「大切にして
いた家族、仕
事、趣味などよりも飲酒をはる
かに優先させる
状態」と言う事もできますね。
では、【①アルコール依存症とはどんな病気?】
を整理しますと…
(1)根本原因は「多量飲酒」
(2)多量飲酒が進むと身体・社会など様々
   な面で
問題が起きる(「問題飲酒」)。
(3)問題飲酒状態を呈する人のうち、診断基
   準に
該当した人は「アルコール依存症」
   と診断さ
れる。
(4)アルコール依存症と診断されないまでも、
   深
刻なアルコール問題を抱えた人もいる。
(5)アルコール依存症とは「大切にしていた
   家族、
仕事、趣味などよりも飲酒を
   はるかに優先さ
せる状態」である。

となります。一面的ではないアルコール依存症の
構造がご理解いただければ幸いです。
では今週はここまで。
次回は、②の「アルコール依存症の症状」の
まとめ
をお話しします。では、また来週。
SEE YOU NEXT WEEK 

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