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【自転車奔走記】依存症とは#56。

【ケアマネの自転車奔走記】連載・第282回。

10月最後の日曜日、皆様いかがお過ごしでしょう
か?
先週に引き続き、季節外れ、いうより季節
をわきまえない(笑)
台風が近づいてきています。
進路に
あたる地域の皆様、厳重な警戒をお願いし
ます。
加えて、天気図を見ていると急に秋~冬に
かけての気圧配置が強くなっ
ているみたいです。
前線が停滞して
暖かい空気が入り込んできていた
週とは変わって、大陸性の高気圧から冷たい空
気が流れ込み急に寒くな
りますので、風邪などひ
かぬよう十
分注意してください。また、インフ
エンザもぼつぼつ出ているようで
すので、予防接
種を始めこちらも十
分注意してくださいね。
では、自転車奔走記始まります。
+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
さて、今週からは今まで連載してきたアルコール依
存症についてのお話しを振り
返りながらまとめてい
こうと思います。
ポイントを5つに整理しましたので
れに従ってお話しを勧めていきますね。

【アルコール依存症のまとめ】
①「アルコール依存症」とはどんな病気か?
②「アルコール依存症」の症状
③「アルコール関連問題」とは?
④「アルコール依存症」の治療の過程
⑤   アルコール依存症に潜む「嗜癖」の問題

では早速1番から順を追ってお話しを始めます。
① アルコール依存症とはどんな病気か?世間的と
いうか一般には「お酒が止めら
れない」や「お酒を
飲まないと手が震え
るなどの禁断症状が出る」とい
ったイメ
ージが定着しているアルコール依存症で
が、細かく見ていくとそのようなステ
レオタイプの
見方では捉えきれない事柄
が沢山ありますので注意
して振り返っ
てみたいと思います。まず大切なこと
『アルコールそのものに依存性はない』という事。

世の中には毎日飲酒していてもアルコール依存症に
ならない人も
いれば、なる人もいます。このことか
ら、
アルコールという物質そのものには依存性が非
常に少ないことが分かります。で
は、なぜ飲酒によ
って依存症が引き起こ
されるのか?この答えを端的
に言うと
『量』、つまり飲酒量の多寡が依存症に
るかならないかの分岐点になります。
依存症に至ら
ない程度の飲酒を「正常
(適正)飲酒」、そして依
存症に至るよ
うなリスクを孕むものを「多量飲酒」
呼びます。現在、厚生労働省では適正飲酒を1日
平均20g程度の飲酒とし、多量飲
酒を1日平均60g超
の飲酒と定義していま
す。

ここでちょっと横道にそれますが、飲酒問題でよく
「1単位」という言葉が
でてきます。結構色々な場
所で流通してい
ますのでこの「単位」という言葉に
つい
て説明します。もともとアルコールの『単位』
とは、飲酒量を純アルコールに
換算して分かりやす
く表示するための基
準(飲酒基準量と呼ばれます)
でし
て、各国がそれぞれ定めています。例えばアメ
リカでは「ドリンク」と呼び、1
ドリンク=純アル
コールで14gに設定
されています。この基準が日
本では「単
位」と呼ばれ、およそ日本酒1合分、純
アルコール換算で約20gに設定されています
(つまり先ほどの適正飲酒という
ことです)。
では、1単位とはお酒
の種類に応じて具体的にどの
くらいの量
なのか?を見てみましょう。

(1単位の酒量)
ビール (アルコール度数5度)
1単位 →中びん1本(500ml)

日本酒 (アルコール度数15度)
 1単位 →1合(180m)l

焼酎     (アルコール度数25度)
 1単位 →0.6合(約110ml)

ウイスキー(アルコール度数43度)
 1単位 →ダブル1杯(60ml)

ワイン   (アルコール度数14度)
 1単位 →1/4本 (約180ml)

 1単位の酒量は、だいたいこのような具合になりま
す。つまり、この1単位であれば
理論上は毎日飲ん
でも(注:あくまでも
一般論かつ数値論。身体的に
アルコ
ールに弱い人はこの量でも依存症になる場合
がありますし、何より毎日の飲
酒は肝
臓などの臓器
への悪影響が指摘さ
れていま
すので止めて下さいね)
アル
コール依存
症などの問題飲酒には至らないとい
う意味
で「適正な飲酒(量)」とされています。
またまた因みになんですが、日本の1単位=20gは
世界的に見て突出して高い数値ら
しく(オーストラ
リア、ニュージーランド
は10g、デンマークは12g、
英国は8g)、1
単位のアルコール量を見直すべきと
の声も
多くあります。因みついでですが、単位と
ルコールが体から抜ける時間の関係につ
いてもお話
しします。体重や性別、アルコ
ール耐性の有無や多
寡で個人差はあります
が、一般的にお酒を1単位摂
取した場合、
体内からアルコールが抜けるまで概ね
3~
4時間かかると言われています(体重60kg
として算出)。また、単位が増え
れば抜ける時間も
比例して増えるとされて
いまして、1単位のお酒を
飲んだ場合、血
中のアルコールが体内から抜ける
(分解さ
れる)時間を4時間とすれば、2単位では
8時間、3単位では12時間かかる計算になります。

この計算で考えると、ビール中瓶を3本飲めば12時
間近くは
血中にアルコ
ールが残留していることにな
りますよね。
何を言いたいかと言いますと、よく耳
にす
る『お酒を飲んでも4時間寝ればアルコールが
抜ける』といった類のお話し。4時間
で体外へ排出
される酒類は1単位分ですの
で、ビールなら中瓶1本、
日本酒なら1合程
度です。また体重や体格、身体のア
ルコー
ルへの耐性の強弱によって排出される時間
変化しますので、『4時間経てば云々』
のお話しは
かなりあてにならない話という
か、都市伝説に近い
お話しになりますね。

ですので『飲んだら乗るな!乗るなら飲むな!』が
鉄則ですね。飲酒・酒気帯び運転での不幸な事故が
起きない為にも十分このことを心
に留めておいてく
ださいね。
と、やや横道にそれてしまいましたが、
今週はここまで。次回も①の「アルコール依存症と
はどんな
病気か?」についてお話しします。
では、また来週お会いしましょう!
SEE YOU NEXT WEEK 

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