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【自転車奔走記】依存症とは#53。

【ケアマネの自転車奔走記】連載・第277回。

9月最後の日曜日となりました。皆様いかがお
過ごしでしょうか?
昨日は秋分の日でした。
これから
日に日に陽が短くなり、秋本番を迎え
ます。
稲刈りの終わった田んぼからたなびく野
焼きの煙。
一斉に花を開いた彼岸花が見上げ
のは秋祭りを知らせる鎮守の森の幟。
いや~、
詩的な情景ですねぇ。
実りの秋、食欲の秋、行
楽の秋と、
良いことずくめですが、気温の寒暖
が一番大きい時期でもあります。皆様、風邪
などひかぬよう体調管理に十分お
気をつけを。
では【自転車奔走記】始まります!

+++++++++++++++++++
 今週からはアルコール依存症の家族の支援につ
いてお話しします。前回までお
話ししてきました
アダルトチルドレンや
機能不全家族、これら事柄
は依存症と
言う病気が単に当事者本人だけの問題
なく、当事者の成育背景も含めた家族の問題で
あるという事を示唆しています。
なぜならアルコ
ール依存症当事者とそ
の家族は共依存の関係にな
っていること
が殆どですので、当事者本人は自身
が依
存症患者であることを認めて治療や回復を目
指し頑張っていたとしても、家族そ
のものがアル
コール依存症という病気に
巻き込まれその構成要
素となっていると
いう認識がないまま、つまり
(自分たち
家族が共依存者であり、当事者のイネ
ラーとなって依存行為を知らぬ間に後押しして
いる)ことに気付かぬ状態で“家族”
として関わり
続けるのであれば、アルコ
ール依存症患者にとっ
て状況は同じサイ
クル(飲酒→治療→断酒→再飲
酒→治療
)の繰り返しが続き、依存症からの回復
は程遠い状態に据え置かれること
が殆どです。

また家族にとっても、“共依存”という自分一人で
は満たすことができ
ない自己肯定感や自己承認欲
求を「人に
尽くすことへの見返りとして得よう」
いういびつな人間関係性の中で見出そうとする
心理の動きがあるので、『依存症
のない平穏な家
族でありたい』という思
いと『依存症患者を支え
る自分でなけれ
ば自分ではない』という思いが常
に交錯
する、非常に歪んだ心理状態にあります。
家族は依存症患者に振り回わされ、裏切られ、そ
の一方で思い通りにならない当
事者を監視したり
支配しようとしたり、
時にはなだめ励まし当事者
が起こした
トラブルの後始末に追われたりとヘト
ヘトに疲れ果ててしまいますが、共依存であるが
ゆえにその実は心の奥底でその
状態であることを
望んでいます。さらに、
そのような家族、互いの
個人としての利
害や心理的欲求がむき出しのまま
時に
はしたたかさを蓄えて家族という場に現れ、
そして行動原理として家族を支配す
る環境の中で
育つ子供は、いつの間にか
そのような環境下で生
き延びるために環
境に適合した“自分”を演じ振舞
うように
なり、そして自己喪失感や生き辛さを常
に感じながら大人となり(アダルトチルドレン)
場合によっては依存症となってしまい、上述した
ような状況を
再生産してしまうことも珍しくあり
ませ
ん。

つまり、依存症患者が依存と言いう嗜癖から回復
するためには、家族も自分
たちが知らずに陥って
いる共依存やイネ
ブリングといった嗜癖を自己知
覚し、認
め、回復の途に乗り出すことが最初の一
歩となります。このような理由で、依存症患者の
治療は、ほぼ100%の割合で
治療開始と同時に、
そして並行して家族
への支援が始まり行われます。

ということろで今週はここまでとします。
次回は、家族への支援プログラムや方法について
お話ししますね。
ではまた来週お会いしましょう。
SEE YOU NEXT WEEK 

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