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【自転車奔走記】依存症とは#44。

【ケアマネの自転車奔走記】連載・第266回。

梅雨真っただ中、皆様いかがお過ごしでしょうか?
九州、中国地方では過去に例を観ない豪雨でたくさ
んの被害が出ました。被災された地域の皆様に改め
てお見舞い申し上げます。幸いにして三重県では今
のところ大きな被害は受けていませんが、ここ数年
の気象被害は地球規模でまさに異常というか私たち
の経験値を遥かに超える規模でやってきています。
決して「もしも・・・」でも「万が一・・・」でも
なく、“いつでも、どこでも起こりうること”として、
私たちは日頃からしっかり準備するのが必要ですね。
では【自転車奔走記】始まります!
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今週からアルコール依存症患者の社会復帰に向けた
アプローチ、そして退院後の支援についてお話しし
ていきます。前回お話したとおり依存症患者が退院
して社会に戻
るという事は、依存症患者にとっては
時として非常
に過酷な環境に身を置く、つまり依存
対象物質や行
為が“いつでも”手に入る状態にさらさ
れるという事
になります。アルコール依存症患者の
場合ですと、
TVではお酒のCMが一日中流れ、コン
ビニやスーパ
ーに入れば酒類販売コーナーがあり、
最近は少なく
なりましたがお酒の自動販売機もあり
ます。会社や
仲間内でも「ちょっと一杯」と言った
いわゆ
る“飲ミニケーション”や“宴席・接待”といっ
た付き合
い酒などなど、日常的にお酒が溢れかえっ
ている環
境で暮らしながら断酒を続けていかなくて
はいけな
い訳ですから、社会復帰後の支援体制の構
築が非常
に大切になります。社会の中で暮らしなが
ら断酒を
続けるためには「三本柱」と呼ばれる
①通院の継

②断酒薬・抗酒薬の服用
③自助グループの参加
非常に効果的とされていますが、患者本人がその
つを継続していくことができるように、ある程度
準備が必要なのは言うまでもありません。

順を追って見ていきますと
①の通院については、退院後も
継続して専門医療機関
へ受診し、治療や療養指導を
受けるための調整が必要
となります。通院先の医療
機関については入院してい
た医療機関に継続して通
院する場合もありますし、遠
方からの入院であれば、
通いやすい地域の専門医療機
関へ紹介して退院後の
フォローを依頼する場合もあり
ます。また、通院受
診という訳ではありませんが専門
の看護師やケー
スワーカーのいるアルコール依存症専
門のデイケア
(医療)へ定期的に通ったり訪問看護
(医療)の
サービスを利用することも良く行われます。
この通
院を続けることで
②の断酒・抗酒薬の処方を受ける
ことができます。因
みにこれらの断酒・抗酒薬(抗
酒剤)とはどんなもの
かと言いますと、この薬を飲
むと体内で行われるアル
コール分解酵素の働きを一
時的にブロックする、つま
り一時的に体を極端にお
酒に弱い状態にしてしまうも
のです。これらの薬を
飲んでいる状態でアルコールを
摂取すると、たとえ
少量でも直後に顔面の紅潮、血圧
低下、心悸亢進
(どうき)、呼吸困難、頭痛、悪心、
嘔吐、めまい
などを起こし、ひどいときには立つこと
もできなく
なります。つまり、お酒が飲めない人がア
ルコ
ール摂取した時とほぼ同じような状態になります。
ただ、その症状は数時間で消失しますが、抗酒剤を
んでいる状態でアルコールを摂取した時の苦しさ
はか
なりのものですので、飲酒渇望が生じた際の予
防線と
言う意味で服薬が勧められています。(飲ん
でいない
人もたくさんいます)。ただ、この抗酒剤
も飲まない
と意味がありませんので、本人がしっか
り服薬をして
いるかどうか?の管理はある程度必要
になる場合があ
ります。その場合は、訪問看護によ
る服薬管理・指導
や家族の協力による服薬管理を行
ったりします。

そして③の自助グループ参加ですが、入院中にAAや
断酒会に参加して予め参加する
グループを決めたうえ
で退院しますので、退院して
からグループを探したり
することは殆どありません。
ただ、参加するかしない
かはあくまで本人の意思に
よるところが大きいのも事
実です。グループのメン
バーによるフォローシップも
ありますが、強制力は
ありませんので最終的には本人
の意思ということに
なります。と、今まで見てきたよ
うに、これらの柱
に上手く繋がるように退院前から調
整を行っていき
ます。また、当然ですがご高齢の依存
症患者の場合
はケアマネに事前連絡やサービス調整
依頼が入ることもあります。

さて、以上のように準備を進める訳ですが、ここで
逃してはならない重要なポイントがあります。そ
れは
「家族」の存在です。前回お話しした通り、ど
れほど
入念に退院準備、退院調整をし、本人がどれ
ほどの決
意をもっていたとしても、家族がイネブラー
(依存症
の支え手)であったり、また家族との共依
存関係がそ
のままであれば、相当の高確率で再使用
に至ります。
つまり、家族がいる場合は家族に対す
る準備と言うか
支援も非常に重要な位置を占めるこ
とになります。
と言うところで、次回は家族への支
援についてお話し
をします。
では今週はこれにておしまい。
またお会いしましょう!
SEE YOU NEXT WEEK 

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